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ゼンド・オープンソースシステムズとカール・アジアパシフィックがAS/400向けアプリケーションのコンバージョンサービスを開始

2003年03月28日 00時00分更新

文● 編集部

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ゼンド・オープンソースシステムズ(株)(以下、ゼンド)と(株)カール・アジアパシフィック(以下、カール)は、『IBM AS/400』で使用されているRPG言語のアプリケーションをWebシステムにコンバートするサービスの開始を発表した。

『IBM AS/400』は、現在の『IBM eserver iSeries』の前身となるモデル。ゼンドのプレスリリースによれば、日本市場ではおよそ2万社に導入されているという。業務用アプリケーションの開発には、多くの場合COBOLやRPG言語が使用されていたが、開発者の減少やインターネットへの対応が困難であるといった問題が指摘されている。

両社が今回発表したのは、既存のRPG言語で開発されたシステムを、PHPと“Curl”にコンバートするというもの。Curlはクライアントアプレット向けの言語で、Webブラウザにプラグインとして組み込むランタイム環境『Surge Runtime Environment』上で動作する。

RPGからコンバートされたシステムは、サーバサイドの処理はPHPで行ない、ユーザーインターフェイス部分をCurlで実装する。新規にWebシステムを開発する場合と比べ、約半分程度になるという。現在デモ版のコンバータが完成したところだといい、現在のところ変換精度は70%程度。1年後には95%程度にまで高めたいとしている。

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