ビデオカードに求めるものが1にも2にもコストパフォーマンスだという人向けのGeForce4 Ti/MXシリーズの最廉価モデル、GeForce4 Ti4200/GeForce4 MX420を搭載するビデオカードがSparkleと玄人志向から登場した。
カードだけでなくパッケージもコストダウン対象?
従来製品と同じ箱に入った廉価版GeForce4 Ti4200カード
Sparkleから登場したのは外部インターフェイスとしてD-Sub15ピンのみを用意するVRAM 64MB版のGeForce4 Ti4200カード。GeForce4 Tiシリーズのビデオカードが出力端子としてD-Sub15ピンしか用意していないのは今回がはじめてだ。デュアルモニタ出力をサポートしない分だけ安価となっており、価格はコムサテライト3号店で1万7580円と、他社製のGeForce4 MX460カード並みの水準になっている。
ユニークなのは、パッケージが従来製品そのままである点。パッケージには思い切り“TV-OUT”“DVI”といった文字が書かれ、さらには型番も“SP7200T2”のままというのは潔いというべきか…。紛らわしいことこの上ないが、パッケージの使い回しもコストダウンの一環?
パッケージの記載について注意を喚起する店頭ポップ |
玄人志向からはお馴染みの安価ブランドPalit製品
DDR SDRAMを搭載して9000円割れ
「GF4MX420D-AGP64TV」。VRAMはSamsung製の5ns品 |
同じくコムサテライト3号店が入荷し、8980円で販売を開始したのは玄人志向製のDDR SDRAM搭載版GeForce4 MX420カード「GF4MX420D-AGP64TV」。とにかく安価なことで知られるPalit製カードのOEM供給は伊達ではなく、同社製のSDRAM搭載GeForce4 MX420カードとほとんど変わらない売価である。とにかく安いのが欲しいが、できることなら処理速度の速いほうがいいというワガママな人向けの一品と言えるだろう。
また、クレバリー1号店とWonderCityではSDRAM搭載のGeForce4 MX420カード従来製品「WinFast A170 SDR TH」に、Leadtek製の“nForce 415D”チップセット搭載マザーボード「K7N415DA」をセットにしてともに1万6800円で販売中。ゼロからコストパフォーマンス重視でPCを組もうとしているなら、見逃せない選択肢となりそうだ。本数限定とのことなので欲しい人はお早めに。
【関連記事】