このページの本文へ

TVチューナを搭載したGeForce4 Ti4200/MX440カードの展示開始、7月発売予定

2002年06月21日 03時14分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
展示中

 GeForce4シリーズとしてはじめてTVチューナを搭載する製品がMSIから登場。マザーボード7製品とあわせ、TSUKUMO eX.でGeForce4 Ti4200カード「TV4200-VTP」、T-ZONE.AKIBA PLACEでGeForce4 MX440カード「TV440-VTP」2製品の店頭展示が始まっている。



TV4200-VTP TV440-VTP
「TV4200-VTP」「TV440-VTP」
外部インターフェイス
TVチューナ

 TVチューナを搭載したことで、いわゆる“All-in-Wonder”製品となった両カードだが、それ以上に特徴的とも言えるのが2段重ねのブラケットだ。グラフィックワークステーション用カードでは冷却やカード固定などの理由から拡張カードスロット2つ分のスペースを確保するケースも珍しくないが、コンシューマ用ビデオカードがこのような仕様で登場するのは極めて珍しい。そのインターフェイスはカード上にD-Sub15ピンとビデオ入出力、TVチューナとサウンドライン出力、ライン入力、そして“2段目”にはデュアルアナログモニタ出力を実現するためのD-Sub15ピン端子が、右の写真を見るとわかるように、金メッキされたブラケット部に用意されているという仕様だ。カード上のパーツ高を見る限り、この仕様はデュアルD-Sub15ピン出力を実現するためであるもよう。わざわざデュアルD-Sub出力のためだけにPCIスロットを1つ塞いでしまう必要はなく、別途ハーネスで引き出せるようにすればいいのではという気もするが…。



ドータボード

 一方で両製品には外観上の違いがあり、TV4200-VTPではTVチューナの上に被さるような格好でドータボードが用意されている。なぜこのような仕様となっているのかは不明だが、TV440-VTPではカード上に用意されるステレオユニットなどがTV-4200VTPのドータボード上に見える。



ドータボード側面
ドータボードを側面から覗くと、TV440-VTPが搭載するのと同じようなパーツが見える
Rev.A3

 残念な点や未だ不明な点は残るものの、今週のGeForce4 Tiシリーズ価格調査と昨日のGeForce4 MXシリーズ価格調査でお伝えしているように、ともに売れ筋となっているGPUを搭載するカードがTVキャプチャ&ソフトウェアMPEG1/2キャプチャに対応したという事実は見逃せないところ。エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンでは7月中にも発売予定としており、待つ人もかなり出そうな気配だ。



【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ