GeForce4 Tiカードの価格が下がり、さらにGeForce4 Ti4200が登場したゴールデンウィーク。ショップのビデオカードコーナーを席巻すべく攻勢を強めるGeForce4シリーズは、廉価モデル“MX”シリーズも今週になってラインナップがいっそう拡充されている。
もっとも現実的なデュアルモニタの選択肢?! 初のD-Sub×2モデルがMSIから
MSIから登場したGeForce4 MX440カード「G4MX440-P」(型番:MS-8866)はGeForce4シリーズを通じてはじめてインターフェイスにデュアルD-Sub15ピンを採用した製品だ。発表レベルではカノープス製品が先だが、実際に製品が店頭にならんだのは今回のMSI製品が第1弾となる。液晶モニタの人気が高まっているとはいえ、安価に高解像度を得られるCRTモニタの価値は決して低くなく、また買い換えなどによって複数台のCRTモニタを持つユーザーも少なくないことを考えると、もっとも現実的なデュアルモニタの選択肢とさえ言えるかもしれない。一方で従来モデル「G4MX440-T」で用意していたビデオ出力は省かれている。ちなみに完全版の3Dゲームタイトル3本ほかソフトDVDプレーヤなど合計7枚のCD-ROMを同梱する点は従来の同社製GeForce4 MX440カードと同じ。
今度はそれほど似ていないELSAとAOpenのGeForce4 MX460カード
ELSAとAOpenからはGeForce4 MX460カード「ELSA GLADIAC 517ViVo」「G4MX460」が登場。両社のGeForce4 MX440カードは基板の色をはじめ、レイアウトもそっくり、同梱ソフト(ファンタシースターオンラインバンドル版)まで同じで話題となったが、今回は基板の色が違ううえにチップクーラーの形状、DVIコントローラにインターフェイスの部品と、コンデンサや抵抗以外も仕様が大きく異なっており、見間違える心配はなさそうだ。全体的に高級感漂うELSAか、コストパフォーマンスに優れるAOpenかはお好みでどうぞ。なお、どちらもビデオ入出力に対応し、専用ケーブルが付属するが、AOpen製品がビデオ編集ソフトを同梱するのに対してELSA製品は同梱しないのでこの点は要注意。
個性的なのはパッケージか、はたまたヒートシンクか
2枚のGeForce4 MX440カード
両製品の個性的な箇所 |
GeForce4 MX420カードはJace Tech「JN670/64T」とAbit「Siluro GF4 MX420 SD」の2製品。 以前直方体&銀色パッケージで注目を集めたJace Techは今回オレンジのパッケージで投入してきた。「銀色パッケージは手で触ると指紋が残ってしまうが、今回は大丈夫」だそうだ。レイアウトは同社独自仕様。一方でSilurob GF4 MX420 SDはいつもどおりのAbit製パッケージで、リファレンスどおりクセのないGeForce4 MX420カードとなっているが、カードに対して斜めにフィンが立っているヒートシンクはユニーク。
価格 | ショップ |
---|---|
MSI「G4MX440-P」 | |
\14,800 | 俺コンハウス |
\15,780 | コムサテライト3号店 |
ELSA「ELSA GLADIAC 517ViVo」 | |
\21,700 | コムサテライト1号店 |
\21,780 | コムサテライト2号店 |
\21,800 | OVERTOP 高速電脳 FRESH FIELD ADACHI |
\22,300 | ZOA 秋葉原本店 |
\22,480 | コムサテライト3号店 |
AOpen「G4MX460」 | |
\19,500 | コムサテライト3号店 |
Jace Tech「JN670/64T」 | |
\13,280 | コムサテライト3号店 |
\13,480 | WonderCity |
\13,980 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
Abit「Siluro GF4 MX420 SD」 | |
\10,280 | コムサテライト3号店 |