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'02年秋から冬にかけて登場すると見られていた新チップセットを搭載するマザーボード。その展示が突然アキバの一部ショップで始まった。今回姿を見せたのはMSI製マザーボード7製品で、TSUKUMO eX.ではすでに展示中、T-ZONE.AKIBA PLACEとT-ZONE.PC DIY SHOPでは明日21日から店頭展示が始まる予定だ。これらはComputex Taipei会場にて展示されていたものだが、アキバで一般ユーザーを対象に展示されるのはもちろん今回がはじめて。
気になる新チップセットと、それを搭載する製品名、展示されるショップは以下のとおり。“T-ZONE.”という表記は、T-ZONE.AKIBA PLACEとT-ZONE.PC DIY SHOPのどちらかで展示される予定であることを意味する。
チップセット | 製品名 | ショップ |
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AMD“AMD-8000” | 「K8A Gem」 | TSUKUMO eX. |
VIA“K8HTA” | 「K8H Gem」 | T-ZONE. |
VIA“Apollo KT400” | 「KT4 Ultra」 | T-ZONE. |
Nvidia“Crush18D” | 「N18 Ultra」 | T-ZONE. |
SiS“SiS648/SiS963” | 「648 Max」 | TSUKUMO eX. |
Intel“i850E” | 「850E Max」 | TSUKUMO eX. |
Intel(チップセット非公開) | “MS-9129” | TSUKUMO eX. |
注目度大、年末の大本命?!“K8”対応チップセット搭載の2製品
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「K8A Gem」 |
K8A Gemは“K8”こと、Opteronおよび新世代Athlon向けのVIA製チップセットを搭載するマザーボード。2月に発表された“AMD-8000”番台のチップセットを搭載しており、North Bridgeにあたる“AGP 3.0 Graphics Tunnel”として“AMD-8151”、South Bridgeにあたる“I/O Hub”として“AMD-8111”を用意。K8がメモリコントローラを搭載しているのを裏付けるかのように、DIMMスロットへの配線がK8用CPUソケット“Socket754”から直接伸びているのが外観上の大きな特徴だ。
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AGP 3.0 Graphics Tunnel“AMD-8151” | I/O Hub“AMD-8111” | Socket754とDIMMスロット。いわゆるNorth Bridgeを介さずにCPUとDIMMスロットが繋がっている |
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「K8H Gem」 |
同じくK8用となるK8H Gemは、North BridgeにK8HTA、South BridgeにはUltra ATA/133とUSB2.0の両コントローラを内蔵する新チップ“VT8235”を搭載。外観上の特徴としては、K8A Gemと同様、DIMMスロットへの配線が従来のマザーボードとは異なり、Socket754から直接伸びている点が挙げられるだろう。また、オンボードの機能として、K8H GemではPromise製のSerial ATAコントローラ“PDC20376”を搭載しているのも大きな特徴だ。K8自体の登場時期が遅れており、早くても11月と言われているため、K8A/K8H Gemがいつ頃発売されるのかは今のところ未定。
