PC1066 RDRAMをうたいながらも型番シールには“RIMM3200”と書かれた32bit RIMMが流通する騒ぎの直後に、32bit版PC1066 RDRAMモジュールをバンドルする予定になっているASUSTeK製マザーボード「P4T533」のデモ機がアキバに登場。“本物”の32bit版PC1066 RDRAMモジュールを差し、29日からOVERTOP店頭で動作デモが行われることになった。
「P4T533」。32bit RIMMスロットを2本用意する |
P4T533は、発表前から“P4T533-E”や“P4T533+A”と呼ばれていた“i850E”チップセット搭載マザーボード。16bit RIMM対応モデルである現行製品「P4T533-C」の上位モデルにあたり、FSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4のシステムバス帯域幅である4.2GB/秒と同じメモリ帯域を持つ“RIMM4200”こと32bit RIMM版PC1066 RDRAMのサポートをうたうことでかねてよりパフォーマンス重視のユーザーから注目を集めている製品だ。
OVERTOPではそんなP4T533に、製品版がバンドルする予定の倍となる512MBの容量を持つ32bit PC1066モジュールを差し、Pentium 4-2.26GHz、ASUSTeK製のGeForce4 Ti4600カードといった構成でベンチマークテストを行う予定。かつ26日から展示の始まっている“組み立て式アクリルケース”で動作デモ展示するとしている。メモリの歩留まりのためか、発売までにはまだしばらく時間がかかるようだだが、「同じくPC1066をサポートするP4T533-Cに比べてもかなりもパフォーマンスを出す」とASUSTeKが胸を張る、コンシューマ製品で最強のシステムとなる可能性を多分に秘めたマザーボードのパワーが気になる人は、週末のOVERTOP店頭を要チェック。