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(株)テンアートニと東芝エンジニアリング(株)、大学、専門学校向けLinux技術者養成プログラムを発表

2001年08月21日 16時58分更新

文● 編集部

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(株)テンアートニと東芝エンジニアリング(株)は、レッドハット(株)の協力を得て、学校向けLinux技術者養成プログラム「Linuxアカデミープログラム based on Red Hat」を開始することを発表した。

このプログラムはテキスト、カリキュラム、講師向けトレーニングおよび技術者資格試験を含む総合的なプログラムで、大学、専門学校向けに提供される。(株)テンアートニと東芝エンジニアリング(株)は共同で、このプログラムの企画、開発、運営、カリキュラム/テキスト開発を行なう。テキストおよびカリキュラムはレッドハット(株)の認定により、レッドハットの教育プログラムを受講したのと同等に扱われるため、RHCE認定試験の受験資格を得ることが可能だ。このプログラムにより、学校教育側は実践的なLinux教育を学生に提供することが可能になり、産業界側にとっては即戦力となるLinux技術者を育成することができるという。

カリキュラムは、

  • Linux基礎
  • Linuxシステム管理
  • Linuxネットワーク&セキュリティ

の3つで構成され、それぞれに対応したテキストが用意される。

「Linuxアカデミープログラム based on Red Hat」の具体的な内容は以下のとおり。

基本サービス
カリキュラムとテキストを提供
講師向けトレーニングを実施
Red Hat Linux(FTP版)を提供
Linux教育環境構築をサポート
学生向けサービス
テキストを供給(価格未定)
特別価格でRed Hat認定資格試験を実施(価格未定)
オプションサービス
特別価格(定価の半額程度)でRHCE速習コースの受講が可能

このプログラムへの参加はキャンパス単位で行なわれ、参加するには、このプログラムで提供するテキストを使用して20名以上の学生に教育を実施する計画を提出しなければならない。参加費用は以下のとおり。

  • 正会員(会員登録後6カ月以内にRHCE資格を取得した講師1人を養成しなければならない)……年間50万円
  • 準会員(講師のRHCE資格取得は義務づけられないが、カリキュラムが「Linux基礎」相当に限定)……年間20万円

また、このプログラムを2002年3月までに導入し、問題点や要望をフィードバックする「パイロット校」として、以下の4校が参加している。

  • 学校法人 河合塾学園 トライデントコンピュータ専門学校
  • 学校法人 日本情報学園 コンピュータ日本学院専門学校
  • 学校法人 日本コンピュータ学園 東北電子専門学校
  • 学校法人 調布学園 調布学園短期大学(2002年度より田園調布学園大学)

(株)テンアートニと東芝エンジニアリング(株)では、今後も参加校を募り、今後1年で30校程度の参加を目指している。

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