レッドハット(株)は、これまでの「RHCE」(レッドハット認定エンジニア)認定資格に加え、新たに「RHAP(Red Hat Accredited Professional)」資格を導入することを発表した。
「RHCE」の取得には、下記の3コース
- UNIXやLinux使用経験がなく、コマンドライン操作を行なったことがないユーザー向けトレーニング「RH033」
- UNIXやLinux操作の基本を知っていて、ワークステーションを既存のネットワークに接続できるレベルを目指すユーザー向けトレーニング「RH133」
- UNIXやLinuxのシステム管理経験があるユーザーで、ネットワークやセキュリティについてのスキルを高めるトレーニング「RH253」
それぞれをクリアすることが必要だが、「RHAP」認定資格は、上記各コースそれぞれに単独で付与する、Linux初、中級者向けの認定資格となる。「RHCE」認定資格は難易度が高く、合格率が60%未満であることや、初、中級レベルのユーザー向け認定資格のニーズが高まったことを受けて、「RHAP」を用意した。
「RHAP」資格試験は50問の選択式試験で、100点満点のうち80点以上で合格となる。試験は各トレーニングコースの最終日に行なわれ、それぞれのレベルに応じて、以下の認定資格が用意される。
- Red Hat Linux総合コース「RH033」修了者……「RHAP Bronze」
- Red Hat Linuxシステム管理コース「RH133」修了者……「RHAP Silver」
- Red Hat Linuxネットワークサーバ構築およびセキュリティ管理コース「RH253」修了者……「RHAP Gold」
「RHAP」資格試験は以下の日程のトレーニングコースから開始される。
- 「RH033」(RHAP Bronze)……8月27日~30日
- 「RH133」(RHAP Silver)……9月3日~6日
- 「RH253」(RHAP Gold)……9月10日~13日
「RHAP」資格試験の料金は、「RH033」、「RH133」、「RH253」トレーニングコースの料金に含まれる形となる。これまでのトレーニングコースのみと価格は変わらず、それぞれ24万円。「RHAP」資格試験のみを実施することは現在検討中で、当面実施する予定はないが、先日ご紹介した、「Linuxアカデミープログラム based on Red Hat」では、レッドハット(株)認定テキストを利用するため、例外的に「RHAP」資格試験のみの提供を行なうとしている。