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【IDF-J 2001 Spring Vol.2】Tualatin向けのAlmadorはグラフィック統合型と分離型に

2001年04月19日 09時52分更新

文● 編集部 佐々木千之

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続いて登場したチャンドラシーカ副社長は、“新たなコンピューティング体験を目指して”と題して講演した。今後のインテルのプロセッサー投入計画などが明らかにされた。

アナンド・チャンドラシーカ副社長兼マーケティング統轄本部ディレクター
副社長兼マーケティング統轄本部ディレクターのアナンド・チャンドラシーカ氏

企業向けのエンタープライズ市場セグメントでは、バックエンド向けにはItanium-800MHzと1.5GHz以上のXeon(※1)、ワークステーション向けには2GHz以上のPentium 4と1.5GHz以上のXeon、クライアント向けには2GHz以上のPentium 4と900MHz以上のCeleronを、それぞれ今年後半に投入する計画を明らかにした。

※1 “Foster”(フォスター)というコードネームで呼ばれていたPentium 4版Xeonプロセッサー。これまではPentium II Xeon、Pentium III Xeonというように、ベースとなるプロセッサー名が付いていたが、Pentium 4ベースのものから“インテルXeonプロセッサ”となる。

Fosterのコアブロック図
インテルXeonプロセッサーであるFosterのコアブロック図
2001年後半のエンタープライズ向けプロセッサーファミリー
2001年後半のエンタープライズ向けプロセッサーファミリー

Pentium 4については、2001年の今年をPentium IIIからPentium 4への転換期として、積極的にマーケティングを行ない、12月の時点でデスクトップ向けに出荷されるプロセッサーの半分以上がPentium 4となるようにすると述べた。これまではPentium 4の性能を発揮させるためのRDRAMがSDRAMと比較して高価だったが、この価格差は年末までに15%以下に縮まるという。また、Pentium 4に最適化されたアプリケーションやWindows XPの登場により、「Pentium 4プロセッサーがデジタルワールドの中心になる」とした。

Pentium以降のインテルプロセッサーの進化
Pentium以降のインテルプロセッサーの進化
インテルが出荷するプロセッサーの半数がPentium 4に
年末までにインテルが出荷するデスクトップ向けプロセッサーの半数がPentium 4になる
RDRAMとSDRAMの価格差は15%以下に
今年中にRDRAMとSDRAMの価格差は15%以下に縮まるという

モバイルプロセッサーに関しては、今年後半に0.13μmプロセス版Pentium IIIである“Tualatin”をオール・イン・ワンノート向けには1GHz以上、薄型・軽量ノート向けには750MHz以上、サブノート向けには600MHz以上で投入する計画を示した。インテルはTualatinに関して、これまでに示したロードマップでは、薄型・軽量ノート向けには800MHz以上、サブノート向けには700MHz以上で投入するとしており、これが若干低い周波数にシフトしたことになる。また、現行の0.18μmプロセス版モバイルPentium IIIについては低電圧版750MHzと超低電圧版600MHzを投入するということで、1月の超低電圧版モバイルPentium III-500MHz発表時のロードマップから変更はないものの、この2つのリリース時期が今年の前半であることがはっきりした。また、Tualatinと合わせて登場するモバイル向けの新チップセットAlmador(Intel 830M)については、グラフィックスコアを統合したものと外付けの2種類を用意することも明らかにした。

超低電圧版モバイルPentium III-500MHzとトランスメタのTM5400との消費電力比較グラフ
超低電圧版モバイルPentium III-500MHz(上)とトランスメタのTM5400(下)との消費電力比較グラフ。超低電圧版モバイルPentium IIIの優位性を強調した
2001年のモバイルプロセッサー投入計画
2001年のモバイルプロセッサー投入計画
Almador(i830M)をTualatinと同時に投入
Almador(i830M)をTualatinと同時に投入

チャンドラシーカ氏は、IAプロセッサーファミリーが、企業向けから個人向けまですべての領域でリーダーであるとして講演を終えた。なお、モバイル向けのPentium 4や、バックエンド向けの“McKinley”(マッキンリー)については言及しなかった。

Pentium 4上でWindows XPを動作させた
チャンドラシーカ副社長のキーノートには、マイクロソフト(株)製品マーケティング本部Windows製品部部長の御代茂樹氏も登場し、Windows XPのデモを披露した

Intel Playシリーズ第2弾を発表

初日の17日と異なり、18日には基調講演の中で新しい製品発表はなかったが、“開発者向け会議”にはいささかそぐわないとも思える製品が発表された。それはインテルの子供向けパソコン玩具シリーズの『Intel Play コンピュータ サウンド モーファ』(日本語版)。価格は6900円で5月中旬に出荷開始予定。サウンド モーファは一種の録音機で、ユーザーはサウンド モーファに向かって何かをしゃべり、録音する。そしてサウンド モーファをケーブルでパソコンに繋ぎ、サウンド モーファ付属のソフトウェアで音声の加工や編集、合成、再生を行なうもの。録音した声を“モンスター調”や“ロボット調”に変えられるという。音声合成による英文の読み上げ機能も備えている。

『Intel Playコンピュータ サウンド モーファ』
『Intel Playコンピュータ サウンド モーファ』上部のパラボラアンテナ状の部分がマイクになっている
『Pocket Concert』も日本語化して6月に発売予定
1月に米国で発表したMP3/Windows Mediaプレーヤー『Pocket Concert』。こちらも日本語化して6月に発売予定という

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