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【IDF Spring 2000レポートVol.2】Itanium搭載マシンが公開

2000年02月16日 00時00分更新

文● TERO MODA

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2月15日~17日(現地時間)、カルフォルニア州パームスプリングスの“Palm Springs Convention Center”において、“Intel Developer Forums Spring 2000”(以下IDF Spring 2000)が開催されている。ここでは、インテルプラットフォームのハードウェアおよびソフトウェアの開発者を対象にインテル社製品の最新技術情報が公開される。

14日、イベントの一般公開に先駆け、インテルは報道陣にIA64アークテクチャーの『Itanium』(アイテニアム)を披露、そして各ハードウェアメーカーは、Itaniumを搭載するサーバーやワークステーションのデモストレーションを行なった。

800MHz動作のItanium

Itaniumには、サーバー向けに2次キャッシュメモリーを4MB搭載した製品と、ワークステーション向けに2MB搭載した製品の2種類が用意されている。2次キャッシュ容量以外に2製品の違いはなく、最初に投入される製品の処理速度は、“800MHz”となる。チップセットには、『460GX』が用意されている。

Itaniumは筐体全体で放熱を行なう。ラベル(手前)の反対の側面には、電源コネクターが配置されている Itaniumは筐体全体で放熱を行なう。ラベル(手前)の反対の側面には、電源コネクターが配置されている



Itaniumのパッケージカバー部分の裏にはヒートパイプが通り、マイクロプロセッサーとキャッシュメモリーに接している。放熱は、パッケージ全体で行なうようになっている。ヒートシンクは、カバー部分に取り付けられる。

コネクターピンの奥に、マイクロプロセッサーチップが配置されている コネクターピンの奥に、マイクロプロセッサーチップが配置されている



背面の配線ピンがある部分には、システム管理を行なうチップを配置している。マイクロプロセッサーチップは、その奥に配置される。電源コネクターは、ラベルと反対の側面にあり、直接電源を接続する。

報道陣に『Itanium』の紹介を行なったスティーブン・スミス(Stephen Smith)氏(左)とロン・カリー(Ron Curry)氏(右)
報道陣に『Itanium』の紹介を行なったスティーブン・スミス(Stephen Smith)氏(左)とロン・カリー(Ron Curry)氏(右)



黒いパーツはヒートシンク。その下にあるのが、Itanium。そしてItaniumの右側に接続されているパーツは電源 黒いパーツはヒートシンク。その下にあるのが、Itanium。そしてItaniumの右側に接続されているパーツは電源



インテルは、今年第2四半期にItaniumのすべてのテストを終了し、出荷を開始する予定。また、現在は“Windows 2000”や“RedHat Linux”など、主要なオペレーティングシステムの対応を確認している。価格は、現在出荷されているPentium III Xeonと同程度になるとしている。

Itaniumを搭載したサーバー/ワークステーションを各メーカーが展示

報道陣には14日に、Itaniumを搭載するサーバーやワークステーションのデモが行われた。このデモは、15日からの一般公開でも、Itaniumマシンの展示スペースにおいて見ることができる。

【Bull】(http://www.bull.com/)
64bit Windowsをプラットフォームとしたサーバーを使い、SQL Server 8を稼働したデモが行naわれた。クライアントのウェブブラウザーからデータベースにアクセスし、抽出した写真データをディスプレイに表示してみせた。

SQL Server 8を稼働するサーバー。クライアントからはウェブブラウザーで画像データを抽出し、表示を行なっていた
SQL Server 8を稼働するサーバー。クライアントからはウェブブラウザーで画像データを抽出し、表示を行なっていた



【コンパックコンピュータ】(http://www.compaq.com/)
Itaniumプロセッサベースのサーバー“ProLiant”を使い、64bit Windows上でマルチスレッドのテストを行なった。また、Linuxの最新バージョンや、mySAP.com(
http://www.mysap.com/)のコンポーネント“R3”を稼働する64bit Windowsのデモストレーションなどが行なわれた。

マルチスレッドのテストには、コンパックが開発したテストプログラム“Meatgrinder”が使われていた マルチスレッドのテストには、コンパックが開発したテストプログラム“Meatgrinder”が使われていた



【デルコンピュータ】(http://www.dell.com/)
Itaniumプロセッサーベースのサーバー“PowerEdge”を使い、64bit Windows上で“IBM DB2 Universal Databese”を稼働したデモが行なわれた。このDB2のバージョンは、IA64アークテクチャーに基づき最適化されたもの。

DB2の64bit Windowsバージョンにとっても、初のの公開となった DB2の64bit Windowsバージョンにとっても、初のの公開となった



【Fujitsu-Siemens Computers】
(http://www.fujitsu-siemens.com/)
Itaniumプロセッサーベースのワークステーションを使い、64bit Windows上で“CFX-5”を稼働したデモが行なわれた。CFX-5は、英AEA Technology社のインタラクティブなComputational Fluid Dynamics(CFD)ソフトウェア。流体、熱の流れ、化学変化などのモデリングを行なう。

AEA Technologyの熱流体解析ソフトウェア“CFX-5”が使用された AEA Technologyの熱流体解析ソフトウェア“CFX-5”が使用された



【ヒューレット・パッカード】(http://www.hp.com/)
Itaniumプロセッサベースのサーバーを使い、Trillian/Linux64上でSynopsys EDAを稼働したデモが行われた。また、ワークステーションでは、MSCの“MARC”を稼働し、3D動画を表示した。

HP-UX上でデータベース“Oracle8i”を使ったデモも行なわれた HP-UX上でデータベース“Oracle8i”を使ったデモも行なわれた



【IBM】(http://www.ibm.com/)
報道陣向けの発表には間に合わなかったが、一般公開ではItaniumプロセッサーベースのサーバー“NUMA-Q”を使い、Monterey/64 Unixの開発バージョン上でウェブサーバー“Apache”を稼働したデモが行なわれる。このApacheは、Project Montrey開発環境でコンパイルされている。

一般公開では米ソフトイマージ社のレンダリングソフト“Mental Ray”によるCAD、DCCのレンダリングのデモが行なわれる 一般公開では米ソフトイマージ社のレンダリングソフト“Mental Ray”によるCAD、DCCのレンダリングのデモが行なわれる



【NEC】(http://www.nec.com/)
サーバーシステム“AzusA”を使い、64bit Windows上でMicrosoft TerraServer(衛星画像データベース)を稼働したデモが行われた。AzusAシステムでは、最大64GBのメモリーをサポートする。

データベースサーバー“Microsoft SQL Server”を稼働したデモも行われているデータベースサーバー“Microsoft SQL Server”を稼働したデモも行われている



【SGI】(http://www.sgi.com/)
Itaniumプロセッサーベースのサーバーを使い、Linux上で“Fluent”を稼働したデモが行なわれた。Fluentは、Computational Fluid Dynamics(CFD:熱流体解析)ソフトウェア。流体、熱の流れ、化学変化などのモデリングを行なう。

CFDアプリケーション“ACUSIM”を使ったデモが行なわれている CFDアプリケーション“ACUSIM”を使ったデモが行なわれている

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