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もうMSOfficeはいらない!?「HancomOffice日本語版」試用レポート

2000年11月14日 08時00分更新

文● 吉川

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 Hancom Sheetは、Microsoft Excelのよく使う機能だけを抽出して作成されたLinux用の表計算ソフトウェアといえる。特に、グラフ作成機能はビジネスにおける表計算ソフト使用では欠かせないだろう。Microsoft Excel(95形式)のファイルも読み込ませてみたが、単純な表データならば問題なく読み込んでくれた。ただ、マクロやグラフが入ってしまったり、複雑なレイアウトになると再現できない。ファイルの互換性は今後の課題といえる。ExcelのデータをLinuxで扱う用途よりも、Excel経験者がLinux上で気軽に表計算業務を行なうのに向いているソフトである。

Hacom Sheet画面
HancomSheet1.0

Hancom Sheetが出力可能なファイルフォーマット

  • Hancom Sheet形式(*.hst)
  • テキスト形式

Hancom Sheetが読みこみ可能なファイルフォーマット

  • Hancom Sheet形式(*.hst)
  • テキスト形式
  • Microsoft Excel形式

グラフの作成その1画面
グラフの作成は、Microsoft Excelのグラフ作成と手順はほぼ同じだ。グラフにしたい表を範囲指定し、ボタンを押すだけ

グラフの作成その2画面
各種グラフを選択できるのもExcelと同じ

グラフの作成その3画面
グラフウィザードが終了し、グラフが完成された。「凡例」の表示などはもちろん変更可能だ

Microsoft Excelからファイルを読み込む

Excelとの比較その1画面
Microsoft Excel 2000で作成した表

Excelとの比較その2画面
Hancom Sheetで読み込んでみた。セルの属性をうまく読み込めず、日付の表示などが若干おかしい

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