ハンコムリナックス(株)は、6月6日から8日まで開催されていた「NETWORLD+INTEROP 2001 TOKYO」のレッドハット(株)ブース内で『HancomOffice 1.5J』β版のデモを行なった。7日には韓国HancomLinuxのCEOであるPark,Sanghyun氏(以下、Park氏)が『HancomOffice 1.5J』の概要や次期バージョンの開発状況などについて語った。また、『HancomOffice 1.5J』のβ版を入手することができたので、インプレッションも合わせてレポートする。
『HancomOffice 1.5J』は、
- ワードプロセッサ『HancomWord5.2』
- 表計算ソフト『HancomSheet 1.5J』
- プレゼンテーションソフト『HancomPresenter 1.5J』
- 画像処理ソフト『HancomPaint 1.5J』
- アプリケーションランチャ『HancomShell』
- カスタマイズしたKDE『HancomKDE』
- 英和辞典、ゲームなどのアプリケーション
で構成されるオフィススイート。日本、韓国、中国、米国でそれぞれの言語に対応したバージョンが販売される。
『HancomOffice 1.5J』のインストール
今回入手した『HancomOffice 1.5J』β版は、『HancomWord R5』、『HancomSheet 1.5J』、『HancomPresenter 1.2』、『HancomPainter1.2』、および『HancomShell』で構成されており、実際に最新版を用いることができるのは『HancomSheet 1.5J』のみであった。インストールしたディストリビューションは『TurboLinux 6.0』。インストールはGUIから可能で、ファイルマネージャからCD-ROMを開き、『install』ファイルを開けばよい。なお、旧バージョンの『HancomOffice』がインストールされている場合には、アンインストールしなければならない。
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インストーラ起動直後の使用契約画面。 |
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ここで名前と会社名、製品登録番号を入力する。すべて入力しないと、次に進むことはできない。 |
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インストールするパッケージの選択画面。 |
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最終確認画面。 |
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インストール中は製品紹介画面が表示される。 |
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『HancomOffice 1.5J』β版の画面。このβ版パッケージには『HancomKDE』は含まれていないので、GNOME上で動作している。 |