ハンコムリナックス(株)は、『HancomOffice1.5J』を9月7日に発売することを発表した。
『HancomOffice1.5J』は、
- ハンコムワード 5.2
- ハンコムシート 1.5.1
- ハンコムプレゼンター 1.2.5
- ハンコムペイント 1.2.5
- ダイナフォント15書体
- 研究社『新英和中辞典(第6版)』
- VJE-Delta Ver.3.0 for Linux/BSD
- HancomKDE2.1J(体験版)
で構成されるOfficeスイート。単体でのリリースは『hancomOffice1.0J』以来ほぼ1年ぶりとなる。主な新機能は以下のとおり。
- カーネル2.4対応
- Microsoft Officeファイルのインポート機能を大幅に強化
- 『ハンコムシート 1.5.1』にて改ページプレビューに対応
- 『ハンコムシート 1.5.1』にてセル幅固定による自動改行機能を実装
また、『HancomOffice1.5J』では、「KDE 2.1.1」をベースに独自のカスタマイズを施した『HancomKDE2.1J(体験版)』がバンドルされる。『HancomKDE2.1J』はGPLライセンスで提供され、パッケージのCD-ROMにはバイナリのみが収録される。ソースはハンコムリナックス(株)のWebサイト上からダウンロード可能になる。
『HancomKDE2.1J(体験版)』 |
ハンコムリナックス(株)が動作を確認したディストリビューションは以下のとおり。
- Red Hat Linux 7.1/7.0
- Holon Linux 3.0/2.0
- Turbolinux 7.0/6.0
- Vine Linux 2.1
- LASER5 Linux 7.1
- Kondara MNU/Linux 2.0
パッケージのインストールは基本的にインストーラを起動して行なうが、『Turbolinux 6.0/7.0』では、正常にインストーラが動作しないという。その場合でもrpmでインストールすることが可能になっている。
動作環境は以下のとおり。
- CPU……Pentium以上(Pentium II以上推奨)
- HDD……『HancomKDE2.1J』をのぞくインストールで430MB、フルインストールで670MB
- メモリ……64MB以上
サポートは、上記の動作確認済みディストリビューションを使用する場合にのみ提供され、30日間の電話サポートと60日間のメールサポートを受けることができる。サポートの範囲は『HancomOffice1.5J』については無制限、バンドルアプリケーションについてはインストールサポート。『HancomKDE2.1J』についてはサポートしない。
価格は1万5800円。なお、ユーザー登録をしている旧バージョンユーザーには、無料ダウンロード版が提供される。ダウンロード版ではバンドルアプリケーションとサポートは提供されない。また、ダウンロードが困難であったり、バンドルアプリケーションやサポートが必要なユーザー向けに製品版の優待販売も予定されているが、価格は未定とのことだ。