20~22インチクラスでは
オーバースキャン表示の有無が勝負の分かれ目!
今回紹介した20~22インチモデル8機種では、残念ながら16:9比率でのアスペクト比固定表示に対応したモデルはなかった。本ページでは、ワイドスクリーン設定で表示して縦に引き伸ばされた映像を、本体側の設定で横に伸ばし、両端をわずかにはみ出して表示させる「オーバースキャン表示」ができるかどうかを中心に検証した。
BenQ E2000W
画面サイズ:20.1インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D
アスペクト比固定機能:なし
アスペクト比固定機能は搭載しない。クロックを調整してもやや縦伸びで表示されてしまう。
iiyama ProLite E2003WS
画面サイズ:20.1インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D
アスペクト比固定機能:なし
アスペクト比固定機能は搭載しない。クロック調整で16:9に近い比率でオーバースキャン表示できるが、水平位置の移動幅が足りないので、やや右寄りで表示されてしまう。画面表示はややシャープさが足りない印象を受けるが、同サイズのほかの液晶に比べて残像は少なめ。
LG電子 W2042TQ-BF
画面サイズ:20インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D
アスペクト比固定機能:4:3のみ対応
4:3比率のアスペクト比固定機能を備える。クロック、水平位置ともにかなりの調整幅があり、16:9にかなり近い比率でオーバースキャン設定が可能。
バッファロー FTD-W2025HSR/BK
画面サイズ:20インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D
アスペクト比固定機能:4:3のみ対応
4:3比率のアスペクト比固定機能を備える。クロック調整しても縦伸びで水平位置調整幅も足りない。また、グレアパネル採用モデル全般に言えることだが、ゲーム用途で使っている場合はローディング中に画面が真っ暗になったときに自分の顔がかなり映り込むのが気になる……。
Acer X223W
画面サイズ:22インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D
アスペクト比固定機能:なし
アスペクト比固定機能はなし。クロック調整してもやや縦伸びで表示されてしまう。
LG電子 W2252TQ-TF
画面サイズ:22インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D
アスペクト比固定機能:4:3のみ対応
4:3比率のアスペクト比固定機能を搭載。「W2042TQ-BF」と同様にクロック調整でオーバースキャン表示が可能。
BenQ X2200W
画面サイズ:22インチ サイズ比率:16:10
対応解像度:1680×1050まで
主な入力端子:D-Sub15ピン、DVI-D、HDMI
アスペクト比固定機能:4:3のみ対応
D-Sub、DVI接続時は4:3比率のアスペクト比固定機能にのみ対応。HDMI接続時は16:9の縦横比が選択できるが、アスペクト比固定ではなく両端が削られるオーバースキャン表示となる。PerfectMotion利用時は画面が暗くなるが、残像がかなり減少して快適にプレイできる。
20~22インチローエンドでゲームに使うならコレ!
LG電子の2機種とBenQ「X2200W」で悩む
今回紹介した20~22インチクラスでは、LG電子「W2042TQ-BF」「W2252TQ-TF」とBenQ「X2200W」が買いの候補。どの機種もオーバースキャン表示となるが、HDMIで接続するのであれば「X2200W」が最適か。
次ページでは、ゲーム向けとしても本命の「お買い得24インチワイドモデル」を紹介する。お手軽でHD画質をクッキリと出すにはここから先のモデルを検討しよう。

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