静止画を使ったロゴマークの作り方
iMovie '08は、iPhotoから写真を読み込んでデジカメ写真のスライドショームービーを作ったり、ビデオとビデオの間に写真を挟み込むなど、写真をビデオとして扱えるという特徴もある。しかし実は、ビデオクリップ上に重ねて配置することも可能なのだ。この機能を応用すれば、テレビで見かけるタイトル画像やロゴマークが入ったビデオを合成できる。
ロゴマークは「Adobe Photoshop」のようにレイヤーとアルファチャンネルに対応するソフトで作成する。クリップに合成したあとはサイズや位置を変更できないため、キャンバスサイズは、DVなら640×480ドット、HDVなら1920×1080ドットで作ろう。
また、マーク以外の部分が画像のままだと画像がビデオ全体を覆ってしまうだけなので、ロゴマークにあたる部分だけをアルファチャンネルに保存すること。これでアルファチャンネルが黒になっている部分のみ透けて、背景にビデオが表示されるのだ。合成部分のアルファチャンネルを白にすればロゴのみが合成されるが、ここで50%くらいのグレーにしておくと、ウォーターマーク(透かし)のような透過した映像になる。
手書きの文字や子供のイラストなどをオリジナルタイトルとして載せれば、手作りのビデオがグッと引き立つだろう。
(MacPeople 2008年2月号より転載)

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