「テイルズ オブ イノセンス」好調!
取材で巡回しているどの店舗でも好調な売れ行きを見せていたのが、いのまたむつみ氏がキャラクターデザインを行ない、豪華声優陣が出演している「テイルズ オブ イノセンス」。シリーズ通しての安定したクオリティの高さと、女性でも遊びやすい作品ということもあり、キラータイトルが不在となった今週、もっとも安定した売れ行きを見せていたようだ。一部の店舗では「予約が予想を上回る数入ったため、一般販売に回せる数が少なくなってしまい、週末には売り切れてしまう可能性も」といった声も聞かれた。
また、11月21日発売となっているKOKIAさんの歌う同ゲームテーマソング「Follow the Nightingale」とエンディングテーマ「say goodbye & good day」の収録されたシングルをゲームフロアで販売している店舗も見受けられた。
Xbox 360版「バーチャファイター5」 スティックも大人気
ハード発売2周年、久しぶりの国産ビッグタイトルとして注目されていたXbox 360タイトル「ロストオデッセイ」だが、思わぬ苦戦を強いられているようだ。店舗によっては「それほど悪くない」という声を聞くことは聞けたが、多くの店舗では事前の注目度に反して、売れ行きは今ひとつだったようだ。
あるショップスタッフは「FFシリーズのようなムービーゲームの時代はもう過ぎているのに、FFの廉価版みたいなゲームを出されても、ユーザーはもう見向きもしないのは当然だと思う」といった過激な発言もあった。
対して、好調な売れ行きを見せていたのはセガの誇る人気3D対戦格闘「バーチャファイター5 Live Arena」。すでにPS3で発売されている「バーチャファイター5」のXbox 360版だ。PS3版との違いはアーケード版と同様にオンラインに対応した点。PS3版の発売時にオンライン未対応がユーザーの間から不満点として挙げられていたことから、今回のXbox 360版に期待を寄せたユーザーは多かったようだ。ある店舗では、ゲームと同時発売となった「バーチャファイター5 Live Arena スティック」がソフトよりも売れているいう不思議な現象もあったようだが、ハード、ゲーム、「バーチャファイター5 Live Arena スティック」の3点セットを購入していく人のほうが圧倒的に多かったようだ。
今週、思わぬ伏兵となったがのPSP用の「勇者のくせになまいきだ。」。ゲームはレトロタイプで、PSPが得意とするポリゴンバリバリの作品ではないものの、レトロゲームをもじったシュールなネタがコアなげームユーザーの間で発売前から話題に上っていたようだ。アソビットゲームシティのスタッフによると「かなり好調な動き。わかっているお客さんが買っていくことが多い」といったコメントも聞かれた。
またPSP用では、人気ゴルフゲーム「みんなのGOLF ポータブル2」「SILENT HILL ZERO」といったタイトルも発売になっていたが、どちらのタイトルも夕方の時点では大きな動きを見せていなかった。
(次ページへ続く)
ASCII.jpの最新情報を購読しよう