PSP新色は大陸的売れ行きで完売
ソニーの携帯ゲーム機PSPの新色に「ディープ・レッド」が新たに加わった。本体とワンセグチューナがセットになったモデルと、本体のみのバリューパックの2つのパッケージで登場したのだが、本体のみのバリューパックは売り切れて、ワンセグパックのみの在庫となっている店舗を多く見かけた。あるショップのスタッフによると「バリューパックを購入していくのは、国旗が発売となったPSPと似た色の国の人で、大量に購入していった。ワンセグはその国では使えないから、買わなかったんだと思う」といった、過激な発言も。また、ほかのショップでは「ワンセグでテレビを見るのは携帯電話が中心になっているから、大きくて出っ張りのあるPSPを購入してワンセグを見ようという人は少ないのでは?」というコメントもあった。
期待の新作は総崩れ?
SCEが発売している実車が登場するリアルなレースゲーム「グランツーリスモ」シリーズの最新作である“5”のプロローグ版「グランツーリスモ5 プロローグ」が発売となっていた。しかし、客足はあまりよくない様子。天気が雨ということで、他の発売タイトルも決して好調な滑り出しとはいえなかったようだが、期待されていたタイトルだけに、「おかしい。なにかがおかしい」という悲痛なうめきをあげるスタッフもいた。
あるショップの店員によると、今回のプロローグの伸びが悪い原因は複数あるのだが、大きな原因として考えられるのは「ネットワーク機能も売りのひとつなのに、その機能を使っていない」、「過去に発売したプロローグの出来が微妙だった」、「プロローグなのに値段がベスト版よりも高くて、割に合わない体験版というイメージになっている」というものを挙げていた。また、このソフトの発売にあわせて、ロジクールからPS3用のレーシングホイールが発売となっていた。
11年前に発売されセガサターンで人気となり、いまだにカルト的な人気を集めているナイツの新作「NiGHTS~星降る夜の物語~」がWii用で発売となった。今年の9月に開催された「東京ゲームショウ」の体験コーナーでも人気となっていた注目作品ということで、店舗の期待も大きかったようだ。発売されてみると、決して売れていないわけではないが、ヒットというにはさびしい感じとなっているようだ。
また、この日は「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」や「ソウルキャリバー レジェンズ」などのシリーズ作品の新作も発売されていたようだが、店舗で見る限り購入していく人の姿はまばらの様子。アソビットゲームシティのスタッフによると「キングダムアンダーファイア: サークルオブドゥーム」が好調な滑り出しをしているという。大ヒットをしているわけではないようだが、今週発売されたタイトルで考えるとかなり好調な売れ行きを見せているようだ。
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