Q. 自分のブログに、やたらと“トラックバックスパム”が来ます。なんとか事前にフィルタリングすることはできないんでしょうか?
完璧なスパム対策はオフにするしかない
こんにちは。アフィリエイト研究家の伊藤です。ブログをある程度長く続けているブロガーの中には、「今日もまたトラックバックスパムを削除しなきゃ……」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
今回は、大量のトラックバックスパムが送られる仕組みを知った上で、スパムへの対策方法をお話しするという内容です。結論から先に言えば、現段階では迷惑メールと同じ状況で決定打はありません。トラックバックスパムを完璧に断つにはトラックバックをオフにするしかありません。
分母を増やして薄利を得るのがスパムの基本
以前の記事でも触れたように、あらゆるスパムの目的は“広告”にあります。
スパマーの目的は、とにかく自分のサイトへのアクセス数を増やすことにあります。これによって、商品を売ったり、アフィリエイトリンクを経由させたりして、利益を得ることができるからです。アフィリエイターの中は、毎日のようにトラックバックスパムを量産している人が少なからず存在します。
ブログを使ったアフィリエイトに関して言えば、SEO的な効果を狙う場合もあるようです。つまり、自分のブログへの被リンクを増やして、検索エンジンのロボットを呼び込みやすくし、検索結果の上位に表示されるようにするということです。
さて、通常トラックバックを打つには、
- 関連しそうなブログを検索
- トラックバックURLをコピー
- 自分のブログの管理画面に張り付け
- トラックバックを実行
という手順を踏みますが、大量のスパムを打つごとにそんなことをしていたのでは、あまりに非効率ですよね。スパムを打つ側は、もちろん何らかの専用ツールを使って自動化しているわけです。
相手は目的のブログを抽出して一括トラックバックしてくる
一般的なトラックバックツールは、トラックバックを受け付けているブログのエントリーをキーワードで検索し、見つかったエントリーに対して、自動でトラックバックを打つという2つの機能が基本になります。ユーザー側の操作というと、あるツールの場合は
- ツールが探してきたブログの候補を見ながら、個別に内容を確認
- 不適切なエントリーを一覧から削除
- 残ったブログにトラックバックを一括送信
という3ステップだけでOKです。
こうしたツールはもちろん“自分が記事を作るときに参照/引用したブログに対して、その記事のリンクを送信することで通知する”という、トラックバック本来の目的に即した使い方も可能ですが、現状ではもっぱら無差別にスパムを送るために利用されているようです。
(次ページに続く)
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