Q アフィリエイトであまりに成果がでなくてイヤになりました。ネットで地道に収入を得る方法はないですか?
こんにちは。アフィリエイト研究家の伊藤です。アフィリエイトは確率の問題。アクセスを集め、記事の内容に応じて一定の確率で報酬が発生します。つまり、作業しても必ず報われるとは限りません。
しかし、インターネット上には、ブログなどに記事を書けば原稿料が支払われるというサービスもあります。
報酬を得る手順としては、まずアフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)側が指定する商品についてオリジナルの記事を作成して、自分のブログに掲載。報酬を申請すると、記事の内容が確認されて晴れてお金が支払われるという感じです。
1記事あたりの価格は200〜500円程度と安いのですが、アフィリエイトで同じ作業をしても1円にもならないことはよくある話。アドセンス報酬を狙う場合でも、さんざん苦労してブログを作ったのに1日に1クリック程度で、単価が0.02ドル(約2円)なんてことも普通ですね。
そうしたアフィリエイトサイトに比べれば、同じブログに記事を書くにしても、なんと100倍以上の報酬が手に入ります(笑)。
記事の合格に求められるもの
では、この記事作成はどのくらいの手間がかかるのでしょうか? 実際にやってみると、かなり楽であることが実感できると思います。
文字数は、プログラムによって異なりますが、だいたい200~300文字程度なので原稿用紙1枚もありません。ただし、記事に含める用語やバナー広告などの指示がありますので、これはキチンと守らないとASP側に申請しても受諾されず、報酬も受け取れません。
上記のような発注条件にさえ注意すれば、実際の記事作成にかかる時間は10分程度。慣れればちょっとした暇つぶしにもってこい(?)の作業量かもしれません。毎日1記事程度を継続すれば、1ヵ月で6000~1万5000円程度の捻出が期待でき、1回の飲み代くらいにはなるでしょう。
その裏にあるSEO的効果
さてこのサービス、企業がプロモーションしたい商品やサービスの紹介ページにアクセスを送ることが第1の狙いであることに違いはないのですが、アフィリエイター目線で考えると、実はSEO(検索エンジン最適化)効果という意味で、広告主にとって非常に便利なサービスだと思われます。
SEOでは、ほかのウェブサイトから一方的にリンクを受けることが、検索エンジンからの評価を高める上で効果的だと言われています。また、リンクする際のアンカーテキストは、狙ったキーワードを含めると効果が高いという話です。
こうした記事作成サービスでは、アンカーテキストが指定されていることがほとんど。つまり大量のブログから、狙ったキーワードで一方的な被リンクがどんどん集まるわけですね。
当然、リンクだけがSEOのすべてではありませんし、こうした手法がSEO効果に貢献しているかどうかは、検索エンジンの開発者しか分からないことです。しかし、企業サイトや特定の商品などが検索エンジンでトップに出るのは、こうした仕組みもうまく利用しているからだと考えられるでしょう。
筆者紹介──伊藤理絵
フリーライター。個人でもネットで気軽に稼げるオイシイ話を24時間体制でウォッチング。自分でも参入できそうな話があればぜひあやかりたいと業界事情にだけは詳しくなりましたが、本業が忙しくてなかなか実行に移せない毎日です。
※次回は10月24日掲載予定
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