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500GBモデル2枚利用も考えてしまう「WD Black NVMe WDS500G2X0C」(500GB、実売2万5000円前後)。5万円で爆速1TBは悪くないですね~ |
コスパNVMe M.2 SSDの雄「960EVO」を超えられるのか!
どうも~ジサトラカクッチです。HDDからSSDに変えたらいろいろなアプリの起動が速くなるのは自明の話。となればSSD間での性能差は体感速度に影響するのかといえばごくごく軽微というのがこれまでの検証から得ていた感触でした。
ここで鳴り物入りで登場したのが2018年版の「WD Black NVMe SSD」。2017年版のモデルに比べ容量1TBが追加されたばかりではなく、ランダム性能がとんでもなく強化されているまったく別物のSSDです。
500GBクラスで比較すると、'17年512GBモデルのランダムリード4KB IOPSが17万。'18年モデルの500GBが41万と、Q32でスレッド数が違うデータなので単純比較はできませんが間違いなくパワーアップはしているようす。
シーケンシャルライトも毎秒800MBから2500MBになりとにかく速いです。ようやくHDD時代に築いた「Black」ブランドにふさわしい性能になりましたね。
マイPCはX299&i7-7820X環境に960EVO(256GB)×2発という状況で、ほぼSteamゲームを保存するドライブとしてはコスパ最強クラスであり、わざわざもっと速いNVMeに切り替えたところで体感速度は向上しないだろうと考えていました。しかし、その既成概念で止まっては思考停止。ということで、WD Blackにするとどれだけゲーム起動が変化するのか検証してみたいと思います。
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めちゃくちゃ速いNVMe M.2 SSDは熱が心配。グラボを外し、NVMeかつPCIe3.0 ×4動作のスロットに2枚を設置。下のSSDは直上にGTX1080が被る状況になりライト時78℃(上は72℃)まで上昇 |
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960EVO(シングルの256GB)のCrystalDiskMark。そこそこ長く使ってますし容量も50%以上埋めた上でやってますがやはり性能は高いですな |
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こちらが「WD Black(2018)」の500GB。なんとなくフェア感を出すため書き込んだうえでテスト。4KiBQ8T8の値やライト性能で圧倒してますね。256 vs 500なので単純比較はよくないわけですが |
結論から言うと、重いゲームに関しては、960EVOより更なる起動時間短縮がみられました。というわけで続きにて検証していきたいと思います!
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ジサトラ完全版:今週の研究員
ジサトラ カクッチ
週刊アスキー編集長兼ジサトラのボス。現在「The Crew2」をやるか、その前にステアリングコントローラーを買うか猛烈悩み中。6月29日発売済みの週アスムック(紙)ではPCゲーミングをサポートする特集をたっぷり掲載してますんでぜひお手に取ってみてください!


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