スペイン、バルセロナで開催されているMWC(Mobile World Congress)については、ASCII.jpでどこよりも早く、詳しく、楽しくお届けしております。「GalaxyにXperia、注目スマホ一斉登場! MWC 2018レポート」をチェックしてくださいませ。
注目の端末も、かなり出揃いました。いまにはじまったことではありませんが、もはやカメラ機能の充実は絶対なのではないかと思えるぐらい、どの端末もカメラをアピールポイントとしています。
ソニーモバイルの「Xperia XZ2」は、デュアルレンズではありませんが、スーパースローモーションがフルHDの解像度で撮影が可能になったほか、動画撮影では4K HDRに対応し、明暗差や色の違いがはっきりとした動画の撮影が可能だそう。インカメラでもスキャンできるようになり、自撮り感覚で自分の3Dデータを取り込めるようになっています。
サムスン電子の「Galaxy S9/S9+」はF1.5と明るいレンズを採用。従来機種比で約2.5倍。被写体を自動認識し、自動的にスローモーション撮影をするスローモーションシャッターも採用しました。
ASUSの「ZenFone 5」(2014年に発売された「ZenFone 5」と同モデル名ですが、もちろん中身は別)、「ZenFone 5Z」はAI機能を搭載した「ZenUI 5」の採用モデル。16のシーンを自動判別して最適な撮影モードで写真を撮影してくれます。犬と猫でモードを変えたり(!)、真っ白な雪景色や照明の明るさの差が激しいステージでも自然な色合いの写真を撮影できるとうたいます。
ASCII倶楽部ではファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」とOPPO「R11s」を比較するレビュー記事が公開されていますが、両社とも端末のカメラ機能をウリにしていることでおなじみです。ファーウェイはハイエンドモデルでカメラメーカーのLeicaと組んだデュアルレンズをアピールしていますし、OPPOも国内投入した「R11s」を“カメラフォン”と銘打つほど、カメラに自信を見せていますよね。
スマホのカメラも「カメラ」であるという枠組みでとらえるならば、世界中でこれほどカメラを所持している人が多い時代は、かつてなかったかもしれない。「セルフィー」が流行語になったり、「フードポルノ」が問題視されたりするのも、それだけ人々が「写真を撮る(そして、それを人に見せる)」よろこびに気付いたからなのです。逆に言えば、多くのユーザーが使用する機能なのですから、端末メーカーとしてはカメラに力をいれないわけにはいきません。
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