【日本カー・オブ・ザ・イヤー】国産SUV頂上決戦にアジア勢が殴り込み! 栄冠を争う全33台が出そろう
第47回日本カー・オブ・ザ・イヤー
ノミネートの33台が出そろう
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は「第47回 2026-2027 日本カー・オブ・ザ・イヤー」のノミネート車を発表しました。対象となるのは、2025年11月1日から2026年10月31日までに日本国内で発表、または発売された乗用車です。今年は国産車12台、輸入車21台の計33台がエントリーしました。
ここから選考委員による一次選考で上位10台の「10ベストカー」が選ばれ、それが最終選考の候補車となります。この1年に登場した新型車がずらりと並ぶリストを眺めると、いまの自動車業界がどこへ向かおうとしているのかがよく見えてきます。
国産勢はSUVと電動化が主役
国産車で目立つのはやはりSUVです。トヨタは新型「RAV4」と、ランドクルーザーシリーズの新顔「ランドクルーザー“FJ”」の2台を送り込みました。ホンダ「CR-V」、マツダ「CX-5」、日産「キックス」と、各社の基幹SUVが同じ年にそろって世代交代したことになり、激戦は必至です。
電動化の流れも鮮明です。SUBARUは電気自動車の「トレイルシーカー」を投入し、トヨタは「bZ4X ツーリング」でBEVのラインアップを広げました。ホンダはコンパクトEVの「Super-ONE」に加え、「インサイト」の名を復活させています。スズキの「e SKY」は、日本の道に合ったサイズで電動化を進めようという提案として注目したいところです。
このほか、ミニバンの王道として長く親しまれてきた日産「エルグランド」の新型や、新世代となったLEXUS「ES」も名を連ねています。
個性豊かな輸入車、ステランティス勢が大量エントリー
輸入車は21台と国産車を大きく上回りました。最多はステランティス グループで、シトロエン「C3 エアクロス ハイブリッド」「C5 エアクロス ハイブリッド」「Ë-C3」、DS「N゜4」「N゜8」、フィアット「グランデ パンダ ハイブリッド」、ジープ「コンパス」、プジョー「5008 GT ハイブリッド」の8台を一挙にノミネートしています。
ドイツ勢では、アウディ「A6/A6 アバント」「Q3/Q3 スポーツバック」、BMW「iX3」、メルセデス・ベンツ「CLA」「Sクラス」、ポルシェ「カイエン エレクトリック」がそろいました。BMWの新世代EVを象徴するiX3や、ポルシェの主力SUVであるカイエンのEV版がどう評価されるかは、大きな見どころです。
ボルボは「ES90」「EX90」と電動フラッグシップを2台投入し、テスラは3列シートの「モデル Y L」でエントリーしました。
存在感を増すアジアブランド
今回のリストで見逃せないのが、中国や韓国ブランドの存在感です。BYDは「シーライオン 6」に加えて、日本市場向けの軽EV「ラッコ」をノミネートしました。海外ブランドが日本独自の軽自動車規格に正面から挑んだ1台であり、国産軽EVとの比較は大いに議論を呼びそうです。
ヒョンデは燃料電池車の「NEXO」、Kiaは新たなジャンルとして提案するPBV(目的別車両)の「PV5」で参戦しています。アジアのブランドがひと昔前のような「価格の安さ」だけでなく、技術や商品企画で勝負するようになったことが、このラインアップからもうかがえます。
10ベストは11月2日、イヤーカーは12月3日に決定
今後のスケジュールは、11月2日(月)に10ベストカーを発表し、その模様はYouTubeで配信される予定です。11月18日(水)には袖ケ浦フォレストレースウェイで10ベストカーの試乗・取材会が行なわれ、選考委員が最終候補を改めて走らせて確かめます。
そして12月3日(木)、横浜市都筑区のBosch Forum Tsuzukiで最終選考会と表彰式が開かれ、今年のイヤーカーが決まります。こちらも公式YouTubeチャンネルで配信される予定です。
SUVの世代交代、電動化の本格化、そして新興ブランドの台頭と、まさに転換点にある日本の自動車市場を象徴する33台です。どのクルマが栄冠を手にするのか、まずは11月2日の10ベスト発表に注目しましょう。
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