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衛星データのオンライン購入プラットフォーム「Tenchijin EO Market」提供開始

 株式会社天地人は6月18日に、衛星データのオンライン購入プラットフォーム「Tenchijin EO Market(テンチジン イーオー マーケット)」の提供を開始した。同社は2025年1月に、JAXAによる「だいち4号(ALOS-4)」PALSAR-3観測データを用いたデータ・サービス事業者に選定されており、今回のサービス提供は当該事業の一環とのこと。「Tenchijin EO Market」では、ユーザーによるデータの選択、注文、決済までをオンラインで完結できる仕組みを備え、衛星データをより身近なものにすることを目指すとしている。

「Tenchijin EO Market」は、「だいち4号(ALOS-4)」搭載のLバンド合成開口レーダ(SAR)によるPALSAR-3観測データを、用途や必要範囲に応じてオンラインで購入できるというプラットフォーム。ユーザーはUIによって必要な場所を指定して購入でき、予算や目的に合わせて衛星データを取得できるという。同サービスでは、用途やスキルレベルに応じて2つのプランでデータを提供する。

 衛星データ解析に慣れたユーザー向けの「PALSAR-3 標準プロダクト」では、JAXAから提供されるPALSAR-3データをそのまま提供しつつ、入手しやすい価格に設定したとのこと。全世界のデータを検索可能で、地図投影・オルソ補正された画像のほか、干渉SARに利用可能なSLCデータも取得可能だという。「PALSAR-3 標準プロダクト」の価格は1シーンあたり39,800円(税込)。1シーンのサイズは以下の通り。
・スポットライト(分解能3×1m):35km × 35km
・分解能3m/6m:55km × 70km
・分解能10m:70km × 70km
・広域観測モード(分解能25m):700km × 355km

「PALSAR-3 5mモザイク」は、10kmあたり4,000円(税込)から購入可能なオルソ補正済み5m解像度データ。10km四方単位から欲しいサイズだけ購入可能で、決済後にマイページからすぐにダウンロードできるという(※日本の一部地域限定)。いずれのプランも購入方法はクレジットカード決済のみとのこと。

衛星データ検索画面イメージ

 衛星データは防災、森林・環境、インフラ維持管理など幅広い分野で活用が期待される一方、取得・購入にあたっては手順の多さや専門的な前提知識が障壁となり、ライトユーザーや小規模な検証用途では導入のハードルが高いそうだ。

 同社では、より多くの人が衛星データに触れ、実務や研究、検討の初期段階から活用できるようにするために購入体験そのものを見直し、少額・小範囲・短時間で始められる購入プラットフォームとして「Tenchijin EO Market」を提供するとしている。

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