人事・営業向けAIの導入による「データの分断」を防ぐ統合基盤
株式会社PeopleXは9月2日、54.5億円の資金調達を実施したと発表した。創業からの累計調達額は78.2億円となる。同社はあわせて、提供中および今後展開する各種AIツールを統合する基盤「MotherAI OS Athena(アテナ)」の発表と人事特化型LLMの開発、ならびに2031年度に売上高1000億円を目指す中期経営計画を公表した。
同社はこれまで「AI面接」「AIロープレ」「AI面談」といった個別業務向けの対話型AIツールを提供してきた。今回発表された「MotherAI OS Athena」は、これら既存ツールや今後追加される営業・マーケティング向けツールを一つにまとめ、分断しがちな組織データを一元管理・運用するためのシステム基盤だ。この基盤上で動作する新製品として、個人のキャリア相談や組織の戦略立案、顧客対応などを支援する機能群「Brain」シリーズも展開する。国内の自社環境でデータを保護・運用する仕組みを備え、調達した資金はプロモーションや新プロダクトの開発、営業網の拡大に充てられる。
企業の現場ではAIツールの導入が進む一方、ツールごとにデータが分断される点が課題となっている。同社は提供中の個別ツールに加え、全体を束ねるOS基盤の展開を通じて、データを一元管理する仕組みの構築を進めている。
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