法規適合の間取りプランと3Dパースを3分で生成する住宅AI
株式会社まどりLABOは9月9日、住宅メーカーの営業・設計業務を支援するSaaS「まどりLABO PRO」の正式版を提供開始したと発表した。土地図面の画像をアップロードし顧客の要望を入力すると、日本の建築基準法やモジュール(尺・メーター)に適合した間取り・3Dイメージ・提案書を約3分で生成するサービスだ。2026年3月より進めてきた注文住宅メーカーとの共同開発を経て、10社以上の住宅メーカーでトライアル導入が決定している。
住宅業界の商談現場では、プラン作成の外注コストや手作業による工数がボトルネックとなり、初回ヒアリングから間取りの提示までに数日から1カ月を要するケースが一般的であった。また、汎用的な生成AIで作られた間取りは、建蔽率・容積率・斜線制限などの日本の法規制を満たさず、実際の設計に適用できないケースがあった。
同サービスは、独自のアルゴリズムにより不整形地を含む複雑な土地形状や離隔距離を読み取り、法規をクリアしたプランを0から生成する。商談の場で顧客の要望に応じた修正や複数パースの提示が可能だ。また、図面・3Dパース・諸数値・コンセプト説明が1枚にまとまったプレゼンボード形式で出力されるため、営業から設計部門への引き継ぎや提案業務の大幅な削減を実現できるという。
同社は今後、間取り生成にとどまらず、簡易CAD機能や建築確認申請に必要な図面・書類の自動作成機能へと開発範囲を拡張する計画だ。今後は戸建住宅からマンションなどへ対象領域を広げ、建築業界全体の設計・提案プロセスの効率化を目指す。
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