サッカーとテクノロジー〔FIFAワールドカップ2026〕 第4回
大会運営に必要なノートPC、タブレット、スマートフォンをトラブルなく届ける
FIFAの地下倉庫に潜入! ワールドカップの舞台裏を支える1.7万台のITデバイスはスイスから届く
2026年06月21日 11時30分更新
スイス・チューリッヒにあるFIFA本社の地下6階。担当者たちが“ダンジョン”と呼ぶその空間に、棚が整然と並ぶ倉庫がある。PC、タブレット、ケーブル、変換プラグ――。華やかなW杯の舞台裏を支える機材が、ここから旅立っていく。
FIFA本部の地下6階にある“ダンジョン”の秘密
FIFA本部ビルは「地上2階・地下6階」建てという、かなり特殊な構造の建物だ。設計を担当した建築家のティラ・トイス氏は高層建築を希望したが、チューリッヒ市が「地上2階建まで」と高さを制限したため、地下深くに掘り進むしかなかったのだという。
この地下深くに、ワールドカップの運営を支えるIT機器の重要なロジスティクス拠点がある。
この倉庫の運営にLenovoが関わり始めたのは、2024年のことだ。それ以前は、FIFA自身が管理していたが、デバイスの紛失や準備ミスが多発していたという。FIFAのIT機器配送(デリバリー)を統括するLenovoのマイルス・スピットル氏は、「最初に来たときは、今日のようにここに立って説明できるような状態ではなかった」と笑う。まずは大規模な片付けからスタートして整理整頓を進めた結果、2025年には13回以上のFIFAのイベントを、大きなトラブルなく支援できた。
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