EVのミッドサイズSUVの代表格となるのがテスラの「モデル Y」で、そのライバルとなるのが、フォルクスワーゲン(以下VW)の「ID.4」です。それぞれの特徴と、どのような違いがあるのかをレポートします。
どちらも2020年にデビューした主力モデル
テスラのミッドサイズSUVとなる「モデル Y」は、世界市場で毎年100万台以上を売る大ヒット車です。2020年にデビューし、2023年には単一車種として世界一売れたクルマとなりました。2024年も100万台以上を売り、2025年初旬に大きなマイナーチェンジを実施。日本でも人気となっていて、2025年1~7月の日本国内EV販売(軽自動車を除く)で第1位となっています。
そんなEVの王者であるモデル Yに、ライバルとして挑むのがVWの「ID.4」です。VWのEVブランドである「ID.シリーズ」の一員として2020年に世界デビューした、ミッドサイズSUVタイプのEVです。日本には2022年から導入を開始。現在のVWの、日本におけるEVの主力と言える存在です。
スペック比較 大きなワリに軽くパワフルなモデル Y
モデル Yは、現在日本で3つのグレードを販売しています。後輪駆動のRWDモデルと、4輪駆動でより大きなバッテリーを積むロングレンジAWD。そして先日発表されたばかりのモデル Y L(AWD)です。ただし、本稿ではモデル Y Lは割愛させていただきます。
一方、ID.4は日本での販売は2グレードです。55kWhのバッテリーを積むLiteと、82kWhの大きなバッテリーを積むPROです。ただし、どちらも駆動は後輪駆動となります。
まずはスペックの数字で、比較してみましょう。
| モデル Y | ID.4 | |
|---|---|---|
| メーカー | テスラ | フォルクスワーゲン |
| 価格 | RWD:558.7万円 ロングレンジAWD:647.6万円 |
Lite:528.7万円 PRO:661.8万円 |
| 本体サイズ | 全長4800×全幅1920×全高1625mm | 全長4585×全幅1850×全高1640mm |
| 重量 | RWD:1920kg ロングレンジAWD:1990kg |
Lite:1920kg PRO:2140kg |
| 荷室 | 2138リットル | 1575リットル |
| モーター最高出力・最大トルク | RWD:255kW・450Nm ロングレンジAWD:フロント 158kW・240Nm/リヤ 220kW・350Nm |
Lite:125kW・310Nm PRO:210kW・545Nm。 |
| 0-100km/h加速 | RWD:5.9秒 ロングレンジAWD:4.8秒 |
Lite:9.0秒 PRO:8.5秒 |
| 一充電航続距離(WLTCモード) | RWD:547km ロングレンジAWD:682km |
Lite:409km PRO:587km |
スペックを比較してみれば、サイズ的にモデル Yが一回り大きく、そのぶん荷室もモデル Yが広くなっています。それでいてモデル Yはサイズが大きいワリに、車両重量が抑えめというのも重要なポイントです。
モデル Yはモーター出力がID.4よりも圧倒的に高いため、加速力でも勝っています。また、モデル Yは軽量であることもあって、航続距離の面でもID.4を上回っています。それでいて、2モデルの価格は、それほど大きな差はありません。スペック比較はモデル Yの圧勝と言えます。
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