価格は5399万円

マイバッハの“V12伝説”を現代に メルセデス・マイバッハS 680限定車、日本は5台のみ

文●モーダル小嶋/ASCII

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 メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・マイバッハSクラスの特別仕様車「Mercedes-Maybach S 680 V12 Edition」を発売した。全国の正規販売店で注文を受け付けており、日本での販売台数はわずか5台。世界全体でも50台限定の希少モデルとなる。納車は2026年3月以降を予定している。

 本モデルは、1920年代から続くマイバッハブランドの伝統と、現代のデザインおよび技術を融合させた特別仕様車。メルセデス・マイバッハSクラスは、Sクラスのロングホイールベースモデルをさらに180mm延長したショーファードリブン仕様で、後席の居住性を大幅に向上させている。電動リアドアやアクティブロードノイズキャンセレーションなどを備え、静粛性と快適性を高いレベルで実現するフラッグシップモデルとして位置付けられる。

伝説の「マイバッハ・ツェッペリン」へのオマージュ

 S 680 V12 Editionは、1930年代に登場した伝説的モデル「マイバッハ・ツェッペリン」に着想を得た仕様が特徴。当時のツェッペリンは、ブランド初の量産V12エンジンを搭載した象徴的存在で、7〜8リッターV12エンジンにより最大200PS、最高速度170km/hという当時屈指の性能を誇った。

 今回の特別仕様車では、そのヘリテージを現代に引き継ぐため、「12」をモチーフにした装飾を車内外に配置。フードオーナメントのデザインから着想を得たメダルやエンブレムなど、V12の歴史を象徴するディテールが随所に施されている。

特別ツートーン塗装とMANUFAKTUR仕様のインテリア

 外装には、下部にオブシディアンブラック、上部にMANUFAKTURオリーブを組み合わせたツートーンカラーを採用。これは「マイバッハ・ツェッペリン」を想起させる配色で、職人による手作業の塗装工程には最大10日を要するという。さらに同色仕上げの20インチ鍛造マイバッハホイールも装着され、専用ロゴバッジには24金仕上げの装飾が施されている。

 インテリアは、MANUFAKTURサドルブラウン/ブラックのナッパレザーを基調とした専用仕様を採用。センターコンソールには「1 of 50」の刻印入りバッジが配置され、ヘッドレストにも専用ロゴの刺繍を施すなど、限定車ならではの特別感を演出する。後席コンソールにはゴールドインレイと「12」のモチーフが配され、細部までクラフトマンシップを感じさせる仕上がりとなっている。

612PSのV12ツインターボを搭載

 パワートレインには、通常のS 680と同じ6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジン(M279)を搭載。最高出力612PS、最大トルク900Nmを発揮する。トランスミッションは9G-TRONICで、四輪駆動システム「4MATIC」と組み合わせることで、余裕のあるパワーと滑らかな走行性能を実現している。

 また、内装と同色のナッパレザーで仕立てた専用キーギフトボックスやキーリング、専用シャンパングラスなどの限定アクセサリーも付属。後席の快適性を高めるファーストクラスパッケージも標準装備とされる。

 メーカー希望小売価格は5399万円。販売台数を超える申し込みがあった場合は抽選販売となる。

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