なぜPUACL2026は“過去最大の盛り上がり”なのか? 公式キャスター篠原光さん・Refuさんに聞いた本音
篠原さん「選手のパーソナルをしっかり伝える」
Refuさん「何も知らない方でも誘導してあげる」
——今、「視聴者に伝える」という観点が出ました。篠原さんとRefuさんが実況・解説するときで、それこそ視聴者に伝える面で、大切にしていることはありますか。
Refu 自分は、ポケモン関連の実況・解説がほとんどすべてなんです。ポケモン関連のキャスターをやっていて思うのが、「ポケモン」というコンテンツを知ってくれてる人が、たとえば、そのままユナイトを見に来てくれてることがあって。
なので、初心者の方、本当に何も知らない方でも楽しめるように意識しています。それは「ちゃんと説明する」という意味じゃなくて、何も知らない方でも誘導してあげるというか。「今、ここが一番熱いですよ」って誘導してあげて、「お、どうなるんだ? ああ、こっちが勝ったっぽいな」で、いいんですよ。
もう、細かい仕様とかダメージとか効果とか、気にしなくていいと思ってて。楽しんでくれればいいなと。何も知らない方にも、見どころというか、「ここを見たら楽しいですよ」「ここが勝負のポイントですよ」というのが伝わるようにできればいいなと思ってしゃべってますね。
篠原 僕は、選手への言及を特に多くしています。「選手のパーソナルをしっかり伝えること」が技術面の話での答えになるんですけど、もっと上位概念というか、僕のモットーとして、「選手の熱をそのままコミュニティに伝播させる」ということがテーマになっていて。
熱量の在処が、コミュニティそのものだと思っているんです。なので、僕自身が熱くなれていないと、この熱は伝わっていかないわけですよ。その選手の熱をどう伝えているかという技術の部分が、「選手のパーソナルをしっかり伝えること」ということなんですね。
どうして彼らはプロチームという看板を……それこそ17歳くらいの若さで背負ってアジアのトップシーンで戦っているのか、どうして世界を取ってこんなに喜んでいるのか、どうして日本代表として戦っているのか。その熱量をしっかり伝えたいなと思っています。
選手のファンになると、やっぱり観戦も楽しくなる
——選手の熱量をコミュニティ全体に、さらには外側に伝えていくと。
篠原 コミュニティは、常に「飽き」という縮小圧力と戦っているわけですよ。で、その、それに抗う手段が二つあって。一つは、中からどんどん着火していくこと。で、もう一つが、そもそもの縮小圧力に抗うこと。
そう思っていて、中から、着火して熱を届けるのが選手たちなら、縮小圧力に抗って外に伝えていく、外側に飛び火させていく役割という意識をすごく大事にしてますね。そして、選手のファンになると、やっぱり観戦も楽しくなるんですよ。
Refu 間違いないですね。
篠原 僕自身、マスメディアから来ている人間なので。知らないスポーツを見たときに「わかんないな」という感覚も結構あるんです。
その感覚が全員にあるんだとしたら、“スポーツへの理解”は時間がかかるけど、“人への理解”は短時間で足並みが揃うんです。1試合1試合の見え方が変わるのは、選手が努力してるからだと。そこが、結構ポイントかなって思ってます。
これも役割分担というか、実況陣と解説陣が全員でそうやると、あっさりした実況になっちゃうんです。チームで実況と解説をやっているおかげで、僕が選手へのフォーカスに集中できるというのはありますね。
たとえば、面白いのが自分と水上さんでそんな話をしたことはないんですよ。「俺は選手の話するわ」「俺はポケモンの話するわ」という感じで話したことはない。
Refu そうなんですね。てっきり、2人で分担してるものだと思っていた。
篠原 いやいや。何年間もお互いの実況を見ながら、お互いの言葉に焦り、「やばい、上手いなあ」みたいな。そこから、自分のスタイルに落とし込んでいく。公式配信の実況って、それの繰り返しだったりしますね。
Kis-My-Ft2宮田さんは
外への風穴を開けてくれる存在
——Kis-My-Ft2の宮田さんが、大会の公式応援リーダーという形で参加するというのも、業界に新しい風が吹くというか、心強いニュースですよね。
📣 #PUACL2026 スペシャル情報 📣
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) January 11, 2026
Kis-My-Ft2 宮田俊哉さん(@t_miyata_kmf2)がPUACL2026 大会応援リーダーに就任🎉
3月28日、29日に開催されるPUACL2026 FINALS では宮田さんも参戦します!
さらに、宮田さんが出演するPUACL2026のミニ番組やCM放送等が日本テレビ系の番組で放送開始!… pic.twitter.com/EijfRPz9kV
篠原 いや、もう最高ですよ。さっき言った縮小勢力に抗うという話で言うと、外への風穴を開けてくださる存在なわけですよ。宮田さんと一緒に伝えると、初めて届く人たちがいる。じゃあ、あとは熱を飛ばすだけです、という話になるので。こんなに心強い味方はいないですよね。
Refu 本当にそうですね。僕たちだと絶対届かない人に届けてくれますし。有名人の起用に際して「何も知らない人にやってもらう」というパターンもある中で、ポケモンユナイトの良いところだけじゃなくて、しんどいところも知ってる人がちゃんとやってくれてる。
篠原 確かに!
Refu 宮田さんって、ポケモンユナイトでずっとマスターランクを維持している人なんです。マスターに行くって大変だし、チームゲームを一人でやるというのは大変なんですよ。そういうところの辛さも、わかってらっしゃる人じゃないですか。
そして、宮田さんも多分感動してくれるだろうと思っているんです。ソロでやっている人が、チームというものを見ると、「あっ、これがチームか。これが完成された5人の動きか」みたいなものが届くと思うので。
篠原 そして、宮田さんならそれを伝えられると思ってるしね。
Refu そうなんです。
篠原 宮田さんを通じて、初めての人たちが増える。そこから、僕らがこれまでやってきたアプローチもあるので、その人たちに少しでも好きになってもらう。選手を好きになってもらえるように。ゲームを好きになってもらえるように……。
「ここにコミュニティがあるよ」「ここに俺たちの居場所があるよ」というのを知ってもらえるだけでも、すごく意義が大きいと思います。
インタビューの締めに、2人に「ポケモンユナイトのポーズ」をリクエストしたら、こうなりました。篠原「こんなポーズ、あったっけ?」 Refu「いや、初めてだと思う」 篠原「ポケモンユナイトを“PU”って略さないもんね……」
PUACL2026の実況解説を務めるお二方から直接お話をうかがうことができました。プレイオフ、そしてPUACL2026 FINALS進出を目指し、しのぎを削るチームたち。前回にも増して盛り上がっているポケモンユナイトの競技シーンの“熱”が、読者の皆さまにも伝わってきたのではないでしょうか?
アスキーも、リーグの最前線で戦う選手たちと、その魅力を伝える実況・解説の方々の姿を、魅力的に伝える役割を担っています。
今後もPUACL2026のさらなる盛り上がり、進化し続ける競技シーンの面白さをわかりやすくお届けできるよう、試行錯誤を続けます。激戦が続くPUACL2026に、引き続きご注目ください!
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