なぜPUACL2026は“過去最大の盛り上がり”なのか? 公式キャスター篠原光さん・Refuさんに聞いた本音

文●モーダル小嶋/ASCII

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「新生なのに勝ちに行く」という覚悟を見せた
DetonatioN FocusMe

——それでは、試合の内容について詳しく伺います。Day1からDay5までを振り返り、これまで見てきた中で特に印象に残っているチームや選手を教えてください。

Refu 篠原さんに、先の権利あげますよ(笑)。

冗談も交えながら、インタビュー中も終始明るくコミュニケーションしていた2人の姿が印象的でした

篠原 じゃあ、DetonatioN FocusMe。

Refu ああ、なるほど。

——DetonatioN FocusMeはDay5終了時点で勝ち越していますし、初日のDay1では優勝したチームですね。

篠原 今回のPUACLでは、このリーグに向けて結成されたチームが何チームもいるんです。新しく結成したチームって、事前インタビューで口を揃えて「できあがったばかりのチームなので、リーグの中で成長していきます」「成長に注目してください」みたいな受け答えをしていたんですよ。

 その中で、DetonatioN FocusMeのYakou選手は、新生チームにもかかわらず、「アジア1位を取る」と言い切った。

——“命をかけて”というフレーズを出すくらい、気合の入ったインタビューでしたね。予選リーグの目標も「優勝」と断言していましたし。

篠原 「アジア1位を取る」って、選手目線で想像すれば、結構なビッグマウスで。状況は他の新しいチームと同じはずで、DetonatioN FocusMeもリーグで成長していく過程のチームだと思うんだけど、そこを甘えないというか。

 Day1から取りに行く、ずっとアジアを見据えてるんだという覚悟の違いが伺えたインタビューで。その言葉通り、Day1を勝ち切って優勝したというところが、お見事だったなあと思いました。

——チームとして見たときに、DetonatioN FocusMeはどんな特徴があるのでしょう?

篠原 世代論で言うと、2021〜22年からポケモンユナイトの競技シーン、大会シーンが始まっていて、最初の黎明期に現れたのが第1世代。PUACL2024を勝ち切った、現ZETA DIVISIONの「かびちゃんず」*1から始まるのが第2世代。そこからFENNELがWCS2024で世界一を取ったあたり、16歳くらいに競技シーンに出てきた若い選手たちが第3世代……というのが、僕の感覚ではあって。

*1 :2023年に平均年齢17歳の若手メンバーで構成され、結成直後ながらPUACL2024 FINALSでは全勝優勝を飾ったチーム。ZETA DIVISIONにポケモンユナイト部門が設立された際、かびちゃんずのメンバーが参加することになった

 その第1から第3世代の経験値がギュッと集まっているのがDetonatioN FocusMe、そんなイメージがあるんです。そのチームが、新生なのに勝ちに行くという覚悟を見せたのが好きでしたね。

「若者のパワー」を感じるENTER FORCE.36

Refu 僕は、もともと結構チームとして長いこと推してるし、勝ってほしい、優勝してほしいし、「勝つだろうな」とも思っているのはFENNELです。

 ……なんですけど、あえてもう一つチームを挙げるなら、結構好きというか、見てておもしろいなって感じているのがENTER FORCE.36でして。

——ここあったさんにインタビューした際も、ENTER FORCE.36を注目チームに挙げていました。

Refu ENTER FORCE.36は、もともと学生大会があって、そこで優勝したメンバーがベースとなってできたチームなんですね。学生という身分の、若い人たちのチームです。

 そういうチームって、どこかで何かしらの壁に当たると思っていたんですね。学生の集まりで、非公式大会で優勝してできたチームが、急にプロになった。そこでプロとして振る舞えるのか。そういったところを見ていたんですが、去年の「PJCS2025」の段階ではすごくがんばったんですよ。

篠原 確かに。すごかったです。

チームや選手の話となれば、「確かに!」「わかる〜!」と両者が相槌を打ち合う流れに。長年、ポケモンユナイトの競技シーンを見ていた2人ならではの反応です

Refu PJCSのそうそうたるメンツの中でもがんばりましたし、そのままPUACLもがんばってます。かつ、ENTER FORCE.36らしい戦いを、本当にずっと続けてきていて。攻めっ気がすごいんですよ、若者のパワーというか。

篠原 楽しいよね。

Refu 行けると思ったらもう、「前に! 前に!」って(笑)。そういう感じをやってくれる。

 Nomu選手という、「がくしゅうそうち」を持つことが多かった選手がいて、ただ、単にサポート、ディフェンス役じゃなくて、アタック型のポケモンでも持てる。サポート、ディフェンス、バランスだったときでも、ガンガン前に出ていく攻撃的な選手なんです。

 どんな選手なんだろう……と思ったら今回、PUACLで顔と声が聞けるようになった。そうしたら、すごい陽気な方で(笑)。

篠原 めちゃめちゃ、ムードメーカー。

Refu ムードメーカーです。宣材写真もすごく笑顔だから、ぜひ見てほしい(笑)。そんなNomu選手が、毎回勝ったときに楽しそうだし、すごく動いて笑ってくれるので、「楽しいな」と思いながら試合を見てますね。

ENTER FORCE.36、Nomu選手

篠原 ENTER FORCE.36、いいですよね。先ほど自分が言った「第3世代」を牽引するというか。Chokol選手もENTER FORCE.36ですよね。

Refu そうです。

篠原 Chokol選手は、「ポケモンユナイト甲子園」という高校生大会があるんですけど、そこで2位になったチームで戦ってたんですよ。

 高校生大会から、3〜4年経ってもやり続けてきて。キャリアアップじゃないですけど、プロのチームとして出ているところに選手の成長を感じますよね。ずっとやってくれてるんだというところは嬉しいですね。

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