ドコモ関係者「うちにはマイナスに作用」
NTTドコモ関係者は「Opensignalの調査は、実はキャリア単位ではなくブランド別になっている。それがKDDIにとってはプラスに働き、うちにはマイナスに作用している」とささやく。
たとえば、KDDIの場合、au、UQモバイル、povoの3つの「ブランド」となっている。KDDIが評価されているのは「au」ブランドでのネットワーク品質であり、中低容量がメインのUQモバイルやトッピングがメインのpovoは含まれていない。
ソフトバンクも同様で、調査対象はメインブランドのみが対象で、サブブランドのワイモバイルやオンライン専用ブランドのLINEMOは除かれている。
つまり、auやソフトバンクは、どちらかと言えばハイエンドのスマホを持ち、データ使い放題のユーザーが多く、5G SAにも対応しているスマホが多いブランドだからこそ、調査の結果が良くなるのではないかとNTTドコモ関係者は指摘するのだ。
一方、NTTドコモの場合、調査対象はドコモMAXなどの使い放題ユーザーに加え、「料金プラン」である「ahamo」の30GBが前提のユーザーも含まれる。もちろん、すでに無くなってしまった「irumo」といった低容量のユーザーも対象となっている。
そもそも、いまのNTTドコモのネットワーク品質はauやソフトバンクに対抗できるものではないのだが、「調査対象がおかしい」とドコモ関係者は口を尖らせるのだ。
実際のところ、Opensignalではスマートフォンのアンテナピクト表示でブランドを見ている。そのため、KDDIやソフトバンクはサブブランドやオンラインブランドが外され、NTTドコモはすべての料金プランが一緒のブランドとして調査対象となってしまうようだ。
ただ、このOpensignalを巡る各キャリアの攻防を仕掛けたのはソフトバンクであることを忘れてはいけない。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第276回
トピックス
ソフトバンク、独自のAIスマホを発売へ グーグル相手に勝算はあるのか -
第275回
トピックス
日本のミリ波どうなる? カギを握るのはやはりiPhoneか -
第274回
トピックス
iPhoneが変えた日本 キャリアとメーカーを揺るがした20年 -
第273回
トピックス
ANAモバイル開始、その裏で存在感を放つIIJ JALとの違いも鮮明に -
第272回
トピックス
アップル、グーグルに引き離される可能性 Androidを変える「先回りAI」の衝撃 -
第271回
AI
「石川さんに3000円振り込んで」住信SBIネット銀、AIに頼むだけの新サービス開始へ -
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? - この連載の一覧へ











