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HYTE「X50シリーズ」

丸みのあるPCケース 全6色展開で、ケース内部までカラーが統一

2025年11月07日 17時00分更新

文● ドリまつ/三宅/ASCII 編集⚫︎ASCII

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HYTE X50

サイドガラスまで曲面で珍しいデザインのPCケース

 HYTEのX50シリーズは曲面デザインと多彩な色展開で他のPCケースと分かりやすく差別化されたモデルです。サイドガラスまでラウンドさせたケースは珍しく、PCに存在感を持たせてくれます。

 フロントにロゴを配置せず、形状そのものがHYTEブランドを語るという戦略もユニークですね。女性やデザイン重視ユーザーを強く意識したケースで、単なる色押しとは異なる世界観を感じられます。

 以下では、X50シリーズのメリットとデメリットを紹介していきます。見た目だけでなく、設計面でのこだわりや使用感をチェックしましょう。

X50シリーズを購入する3つのメリット

ポイント(1)ロゴすら隠すラウンドデザイン

 このPCケースは曲面デザインを主役に据えており、特に女性ユーザーをコアなターゲットにしています。従来の女性向けケースは白やピンクで可愛さを演出、という路線が中心でしたが、HYTEは形状そのものの柔らかさを打ち出した点が新鮮です。

 さらに、フロントにロゴが存在しないデザインも特筆すべきポイントです。「形状そのものがHYTEである」というブランド哲学が感じられ、インテリア性を損なわない美しい仕上がりとなっています。

HYTE X50

筐体もさることながら脚部まで丸い

YouTubeでHYTE「X50シリーズ」のレビュー動画を見る

ポイント(2)全6色の世界観と内部まで統一されたカラー

 カラーは「ピッチブラック」「スノーホワイト」「タロミルク」「ストロベリーミルク」「抹茶ミルク」「チェリー」の6色展開。単純にカラバリが多いというだけでなく、個性的な名前からも独自の世界観を感じられます。

 内部全体にまで色が統一されているケースはとても珍しく、配線を整えた時の完成度が段違いです。「色を楽しむPC」を作りたい人には魅力的な選択肢であること間違いなしです。

HYTE X50

華やかな6色展開

ポイント(3)静音面・冷却面も妥協なし

 デザインだけのモデルにあらず、サイドの「アコースティックラミネートガラス」は高い防音性があって、ビデオカードなどの稼働ノイズを抑えてくれます。

 冷却では背面が全面ルーバー形状となっており、排気効率を確保。さらに、電源ユニットを上部に配置する設計によって、PCケース内部に熱がこもりにくく、安定した環境を保てます。

HYTE X50
HYTE X50

パネルを外した側面。電源ユニットを上部に配置する設計も珍しい

購入時に注意したい2つのポイント

ポイント(1)PCパーツを入れると印象が変わる可能性

 PCケースの内外ともにカラーを統一している一方で、PCパーツは黒か白が中心です。そのため、組み上げた際に「想像より中身が地味」に見えてしまう可能性があるかもしれません。

 写真のような抹茶ケースを選んでも、内部は黒パーツで引き締まり過ぎるなど、ギャップが出やすい点には注意が必要です。理想の色を実現したい場合は、ファンやケーブルの色選びもセットで考える必要がありそうです。

HYTE X50

中身に入るPCパーツはだいたい黒か白なので印象が変わるかも

ポイント(2)デスク環境によっては“浮く”ケース

 丸みのあるケースはデザイン性が高い反面、ゲーミング系のデバイスで固めた環境とはミスマッチになりがちです。特に、ディスプレーやデスクが硬派なデザインの場合、ケースだけ浮く可能性があります。

 購入前には、自分のデスク全体のテイストを含めて検討してみてください。アクセサリーや照明の方向性を揃えられる人向けのケースと言えるかもしれません。

HYTE X50

この色とデザインのPCが自分のデスクにある姿を想像してみてください。フィットしますか?

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