HD-2D版「ドラクエI&II」は“ロトの物語の大団円” シナリオは大幅強化、思い出の追体験も見どころ

文●Zenon/ASCII

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ドラゴンと勇者の一戦を描く最新イラストも話題に

 スクウェア・エニックスは9月5日、PlayStation BlogにてHD-2D版「ドラゴンクエストI&II」のインタビュー記事を掲載した。そこでは本作の開発にまつわる裏話や、本作でプレイヤーが楽しみにすべきポイントなどを語っている。

 インタビューに応じているのは、リメイク版のプロデューサーを務める早坂将昭氏。リメイクにあたりマップ構造を「ほぼ原作通り」に維持しつつ、平面を立体にするのは大変だったと語っている。ただ、原作を遊んだ人には「思い出の追体験」をしてほしかったとしており、満足いく出来に仕上がっているという。

街並みは美しく、でも原作を忠実に再現!

 開発に際して重視したコンセプトは「原作から思いっきり変える。ただし根っこは変えない」というもので、そこは「可能な限り原作から変えず、+αの追加のみにする」というコンセプトだったHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」と明確に異なるポイントとのこと。

敵の弱点表示など、遊びやすくなる改善点を採用

 「III」→「I」→「II」というロト三部作として時系列にそった順の発売になるため、それを活かした新たなシナリオを追加していると話す早坂氏。プレイヤーに楽しみにしてほしいポイントとしては”ロトの物語の大団円”というフレーズを用いている。生みの親である堀井雄二氏に相談しつつ、一歩一歩着実に開発を進めてきたという。

 新シナリオについては原作を知っているか知らないかに関わらず、多くの「ドラゴンクエスト」ファンに刺さる内容であると語っている。

「ドラクエI」に本来なかった「カンダタ」に関する新シナリオ

 大幅に強化されたシナリオ、特技や呪文を習得できる新要素の「巻物」、バトルで有利な効果が発動する「紋章」など、新たに生まれ変わった「ドラゴンクエスト」シリーズはじまりの物語。発売は10月30日だが、すでにマスターアップの報告もされている。

特技の習得ができる「巻物」。覚えられるキャラは決まっているが、自由度が高そう!

5つの紋章はハーゴンと戦うための力だという

 発売までに出てくる続報に期待しつつ、冒険の旅にでる心の準備を進めておこう。

【ゲーム情報】

タイトル:ドラゴンクエストI&II
ジャンル:RPG
販売:スクウェア・エニックス
開発:アートディンク&SQEX浅野チーム
プラットフォーム:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store on Windows)
発売日:2025年10月30日 ※Steam版は10月31日予定
価格:
 通常版:7678円(パッケージ版/ダウンロード版)
 勇者ロトの⼦孫セット:1万1980円(パッケージ版のみ)
 キャラクターコンプリートセット:1万4980円(パッケージ版のみ)
CERO:B(12歳以上対象)

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