データ収集の自動化と大量データの分析機能を追加、データ統合プラットフォーム「Microcosm」
生成AIシステム開発を手掛ける株式会社ナンバーワンソリューションズは、同社が提供するデータ統合プラットフォーム「Microcosm(マイクロコズム)」に、データ自動収集機能と大量データ分析機能を実装したと6月5日に発表した。さまざまな業種・業務においてナレッジの可視化・意思決定支援・業務改革を推進するAI基盤として、社内外のデータを効率的に収集、統合・分析し、AI エージェントが活用できる「知的インフラ」として機能するという。
「Microcosm」では、過去の会議録やマニュアル、障害対応履歴、メール、チャットなどをAIが読み取り、独自のRAGを構築し、社内知識ベースを自動生成。属人的なノウハウを共有可能にするという。また、PC・スマートフォン・センサー・製造装置・業務アプリなど、多種多様なデジタルデータを収集・接続・解析。ログを分析して業務の改善に役立てられるとのこと。
既存のインフラとの連携については、API・ETLによるシステム連携の柔軟性を持ち、既存インフラと共存し、段階的導入も可能という。また、ローカルLLMとクラウドLLMを組み合わせて最適な形での運用を行うため、高速・安価・セキュアなAI活用を可能にするとのこと。社内の重要データはオンプレミスやプライベートクラウドで管理・運用が可能なほか、AIエージェント連携による自律的な意思決定を支援するとしている。