土地情報と希望条件から住宅の間取りプランを生成、複数メーカーに一括見積もりも 「まどりLABO」に新機能
株式会社まどりLABOは、同社が提供する住宅の間取り自動生成サービス「まどりLABO」において、AIが生成した間取りプランをもとに複数のハウスメーカーや工務店へ一括して相見積もりを依頼する新機能をリリースした。
同社が提供する「まどりLABO」は、注文住宅の間取りをAIによって無料で自動生成するサービス。施主が土地情報(敷地面積・接道方位など)と希望条件(部屋数・希望の部屋など)を入力すると、最短3分で最大18パターンの間取りプランをAIが自動生成する。生成されるプランは住宅設計の知見をもとに設計ロジックを最適化しており、土地の形状や方位、採光条件を考慮した実用性の高い間取りを提案するという。
また、複数パターンの中から施主が「気に入った間取り」を選んで建築会社に共有することも可能。従来のように抽象的な要望だけでプランの打ち合わせが長期化する課題の解消に寄与するものとして、同社では、「間取りは施主が考える時代」を先駆けるサービスとして、家づくりの新しい標準を提案するとしている。
今回新たに追加した相見積もり機能は、AIで自動生成した間取りプランをもとに、複数のハウスメーカーや工務店に一括して見積もりを依頼できる機能。施主は、AIが作成したパターンの中から希望のプランを選び、そのまま複数の建築会社に送付し、提案・見積もりを受け取ることができるという。施主にとっては、具体的な間取りプランをもとに各建築会社からの提案を比較検討でき、納得のいく建築会社選びができるとしている。ハウスメーカーや工務店にとっても、施主の具体的な要望や間取り案を把握できるため、初回提案の精度向上と商談の効率化が見込まれる。同社としては、双方にとってメリットの大きい新たなマッチングプロセスを提供するとしている。
株式会社まどりLABOは2025年3月創業。2025年4月には、株式会社ANOBAKAを引受先とし、シードラウンドで1,750万円の資金調達を実施した。