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部活動の現場を映像とデータ分析を活用してサポート 指導支援サービス「SPO-LOG」提供開始

 スポーツ分野を中心に映像分析ツールを提供するRUN.EDGE株式会社は、スポーツと教育を融合した事業を展開する教育団体CarryAgeと教育界の人材育成を中心に活動するRTF教育ラボとの共同開発によるサービス「SPO-LOG(スポログ)」の提供を開始したと5月14日に発表した。

「SPO-LOG」は、 RUN.EDGEの映像解析技術とCarryAgeのスポーツ教育の知見を融合し、映像技術とデータ分析を活用したモニタリングシステム。少子化や教員の働き方の課題を背景に地域展開が進む部活動の現場において、生徒の安心・安全を確保し、指導者や関係者の健全な活動を支えるために開発したという。

 同サービスでは、部活動に関わる生徒・保護者・指導者・管理者など、すべての関係者が適切な情報共有とフィードバックを行える仕組みを提供し、信頼性の高い運営環境の構築を支援するとのこと。主な機能と特長は以下の通り。
●指導風景を撮影し、専門家が客観的に分析し、生徒の安全性と安心性を担保
●専門家が指導上の改善点と良好点をフィードバックし、指導員の成長を支援
●優良事例を映像ナレッジとして蓄積・共有
●生徒・保護者・指導者に定期アンケートを実施し、主観的な評価も可視化
●映像とアンケートを組み合わせた報告書を作成、育成と標準化を促進
●第三者による相談窓口を常設し、安全で安心できる環境を形成

 主な導入メリットとして、撮影された映像にもとづき、専門家が指導内容を客観的に分析して建設的な改善アドバイスを指導者に提供するほか、行動が記録されることが抑止力となって現場における暴言・暴力の予防につながることなどを挙げている。問題が発生した場合でも、映像やデータによって早期対応が可能になる。第三者による監視体制を整備することで、部活動の現場に透明性と信頼性をもたらし、保護者や学校からの安心感を向上させるとしている。また、良い指導例をナレッジ化して共有することで、経験や環境に依存しない均質な指導の実施に役立てることができ、若手指導者などの育成にも有効だとしている。

 同社で「SPO-LOG」を通じて、子どもたちの成長を支える指導者や関係者とともに、部活動の指導の現場に寄り添いながら、安全で質の高い活動環境づくりに貢献していきたいとしている。

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