製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」、生産記録と品質記録を一元管理する新機能リリース
株式会社Smart Craftは2月6日に、製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」の新機能である品質管理機能のリリースを発表した。生産記録と品質記録を一元管理することで、より詳細な品質記録の追跡を可能にする。
品質管理機能は、作業指示、実績収集、進捗確認、集計/分析といった「Smart Craft」の工程管理機能と組み合わせることで、単なる記録の電子化にとどまらず、生産記録と品質記録を統合したデータとして一元管理するというもの。これにより、企業のトレーサビリティ強化や信頼性向上に寄与し、製造現場のDX推進を図る。また、APIで基幹システムと連携することで工場全体の最適化につなげ、「稼ぐ力」の向上に貢献するとしている。
品質管理機能の特長としては、専門知識不要で既存の検査帳票に合わせて自由にフォーマット作成が可能なこと、検査帳票が改定された場合も変更履歴のバージョン管理と電子承認が可能なこと、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末で作業標準書や検査手順書を電子閲覧しながら実績収集が可能なこと、管理者は現場で記録された検査結果を遠隔地から承認可能なこと、不良が発生した場合でもロットやシリアル番号を入力するだけで即座に検索と分析可能なことが挙げられている。
「Smart Craft」は、製造現場の工程管理、品質管理、集計・分析といった一連の業務プロセスをタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を活用してデジタル化できる国産SaaS型MES。紙やExcelで行ってきた製造現場のアナログ業務をデジタル化することで、現場の状況をリアルタイムで可視化し、製造データを一元集約する。同社では「Smart Craft」の提供を通じて製造現場のDXを支援するとしている。