AIにあたたかみをもたせるデザインに
スマホのデザインが似通ってくるなか、グーグルとしてはカメラ配置以外にも「Pixelらしさ」をデザインに落とし込んでいる。
松岡氏は「AIを訴求しているが、一方でAIはなんとなく冷たい感じがしてしまう。そこでデザインでできるだけ温かみを感じられるようにしている。AIっていいよね、AIがあると便利で助かるよねという見た目にしていきたい」と語る。
実際、最近のPixelシリーズでは、本体の角の部分に丸みを持たせるなど工夫が施されている。この丸みも30個ぐらい試し、3Dプリンタで出力したものを触り、さらに画面を入れ、モックアップを作るなど、様々な検討を重ねて形を決めていく。
角をあまり丸くしてしまうと、画面上部の表示部分が狭くなってしまい、アンテナピクトやキャリアの表示も入らなくなってしまう。
松岡氏は「アイコン表示が少なくなるとソフトウェア開発の人とケンカになる。そこではデザイナーとソフトウェア開発者の駆け引きが展開される。ただ、これもPixelというハードと、Androidというソフトの両方をやっているグーグルの強みと言える」と語る。

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