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AIビジネスにグローバルコラボとスタートアップ GITEX GLOBAL 2024がドバイで開幕

GITEX GLOBAL 2024 & GITEX Expand North Star 2024

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 アラブ首長国連邦ドバイで、中東アフリカ地域最大のIT展示会「GITEX GLOBAL 2024」が2024年10月14日にドバイ・ワールド・トレード・センターで開幕。世界最大のスタートアップ展示会「Expand North Star」も、13日から開催している。GITEXは今回で44回目を迎える、エンタープライズビジネス向けのIT総合展示会で、アフリカ、アジア(シンガポール)などでも同ブランドで展開している。今回のテーマは「Global Collaboration to Forge a Future AI Economy」と未来のAIビジネスを成し遂げるための世界的なコラボレーション、今回は180以上の国地域から20万人の参加者が見込まれ、6500社を超える出展企業、1800社のスタートアップ、1200人の投資家が集まるという。とくに海外からの参加が40パーセント近く急増しているとのことで、まさに世界的なコラボが期待される展示会となっている。

 メインステージで行なわれた開幕のセッション「Special Briefing | Rise of the UAE New Economy: AI and Emerging Industries」には、内閣兼経済相大臣Abdullah Bin Touq Al Marri氏と、TechCrunchのMike Butcher氏が登壇。今年のテーマでもあるAI経済の成長、それには世界的なコラボレーションとスタートアップのような企業が必要と語る。GITEX本会場、このメインステージの周りもエンタープライズ向け企業が並ぶ中にも関わらず、TechCrunchの編集委員をモデレーターに選んだことからも、よく狙いがわかるところだ。

 Dubai harborに設置された「GITEX Expand North Star 2024」の会場では、JETROが日本からのスタートアップ22社で「J-Startupパビリオン」を展開していた。

 J-Startupパビリオンに出展していたユカイ工学はは、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」や指を口に加えさせると甘噛みしてくれる「甘噛みハムハム」などを出展。CEOの青木俊介氏は、「反応はすごく良い、素直に楽しんでくれる人が多い。ドバイがこのあたりの中心だからGITEXには一度、出てみたかった」と、ただイベントの特性上、投資家の数は多いが、バイヤーは少ないという。

 また東京都もFinTechに特化したコーナー「Fintech Surge 2024」に出展、金融系のサービスを展開するスタートアップと同時出展していた。

 東京都と共同出店していたtoraruはリアル世界につなげるサービス「GENCHI」を展開、この日もドバイの会場からリアルタイムで浅草の街とつなげていた。遠隔地からペイメントで課金できる仕組みを導入し、Fintech領域でもサービス展開を狙う。代表取締役の西口潤氏は「オイルマネーなど投資と、そのほかの面でもドバイに新しい可能性を探りに来ている」と語る。

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