新規IPとしては満足度の高い作品。シリーズ化も期待!

『祇(くにつがみ)』先行レビュー!初心者でもハマる新作タワーディフェンスをプレイ

2024年07月16日 15時00分更新

文● Zenon/ASCII

穢れを祓う巫女とそれを守る護人。背後には頼もしい村人たちも控えている

 カプコンが贈る神楽戦略活劇『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』。“和”の世界観と日本古来の“妖怪”をモチーフにした敵が登場するアクション+タワーディフェンスゲームだ。

 主なゲーム性としては村人を“穢れ”から祓って仲間に加え、さまざまな職業に転職させて自由なポジションに配置し、襲い来る敵を迎え撃つ内容となる。

 対応プラットフォームはPlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Xbox Game Pass/PC(Windows/Steam)で、2024年7月19日にダウンロード専売で発売予定。価格は4990円となる。

 今回はカプコンよりPS5版のコード提供を受けたので、先行プレイレビューをお届けしよう。

【目次】

・昼は準備して夜に戦闘のサイクル
・村人のチカラってスゴイ!
・さまざまなステージで飽きない
・タワーディフェンス初心者にも触れてほしい力作

プレイヤーが操作する主人公の護人・宗(そう)。刀を振るう「剣舞」で敵を斬り祓う

主人公が守る巫女・世代(よしろ)。神楽舞で穢れを鎮める

敵となる“畏哭(いこく)”。「餓鬼」や「かまいたち」などさまざまな種類がいる

 また、ASCII GAMESでは本作のプロデューサーである平林良章氏とディレクターである川田脩壱氏のインタビュー記事も掲載中。あわせてチェックしてほしい。

・カプコン完全新作タイトル『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』直撃インタビュー!
https://ascii.jp/elem/000/004/207/4207683/2

●昼は準備して夜に戦闘のサイクル

 本作は朝から日没までを準備パートとして過ごす。1ステージごとに存在する「穢れの門」へ巫女を導くのが主な勝利条件となる。

穢れにまみれたステージを駆け回り、穢れを祓って村人を救出&仲間に加えていく

 村人はステージごとに転職させ、防衛の要となる。職業は基本の杣人(そまびと)、弓取り(ゆみとり)が使いやすいが、特殊効果のある角力(かくりょく)、修験者(しゅげんじゃ)、巫術師(ふじゅつし)、物取り(ものとり)、槍使い(やりつかい)など多くの種類がある。

敵の進行を妨げる「障壁」の修理を大工に指示したり、崩れた道を通れるように村人を派遣したりするステージギミックも存在。終わるまで時間が必要なので、早めに着手したい

宗が道を切り拓くことで、ゆっくりと世代が前進する。穢れた門まで巫女を導こう

 1日の移動では門までたどり着けないことが多いので、「どこまで世代を導き」「どこで敵を迎え撃つか」を考えながら進む必要がある。無理して変なところで立ち止まると、迎撃が大変になることも。

 夜になると門から畏哭(妖怪)が出現。世代のHPが無くなるとゲームオーバーだ。

一度だけミスして、門のど正面で夜を迎えてしまったことがあり、村人総出で巫女を守る超激戦となった

畏哭は地上型、飛行型のほか、名札付きの強力な個体がいる。鬼灯目(ほおずきめ)は自爆して周囲に大ダメージを与える厄介な畏哭だ

 プレイヤーは宗を操作して戦う。村人を転職させ、適切な位置に移動するよう指示しよう。村人はその配置を中心に自動で戦ってくれるので、自由に動ける宗で臨機応変に立ち回ろう。

宗のアクションは刀による剣舞。□ボタンの通常攻撃と△ボタンの舞技(まいわざ)を組み合わせ、切り上げ攻撃や連続攻撃などで畏哭を斬り祓う

序盤は門の前に村人を配置し、出てくるそばからたたく戦法が有効

 夜が明けると畏哭は消滅し、次の一日が始まる。世代のための道を切り開き、祓いそこねた穢れや宝箱を探したり、消耗した村人の回復などを行おう。

すべての穢れを祓うと報酬がもらえるので、村人だけでなく穢れも余さず祓っていこう

 また、職業「物盗り」に転職できるようになると、ステージに埋まっている宝箱を掘り起こせるように。序盤の数ステージにも宝箱があるので、回収を忘れずに。

黒い宝箱は産霊(むすび)などの貴重品が、白い宝箱は食料などの消耗品が入っている

無事に門まで世代を導き、門を浄化すればステージクリア。演出が派手で美しい!

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