プロダクト開発プラットフォーム「Figma」、AIを活用した新機能などを発表
Figma Japanは6月27日、プロダクト開発プラットフォーム「Figma」の新機能やUIを発表した。
新機能として、プロンプトからデザインを生成できる「Figma AI」、デザインをより効率的にコードへ変換しやすくするための「Dev Mode の新機能」、Figmaとプレゼン機能が一体化した「Figma Slides」をリリース。さらに、Figmaのデザインおよび開発ワークスペースおいて、プロダクト開発をシームレスでフレキシブルにする新しいUIへアップデートした。
Figma AIは、Figmaのデザインツールでは初となるネイティブAI機能。新機能により、簡単なプロンプトでデザインの下書きを生成でき、デザイナーはビジョンを表現するさまざまな方法を素早く検討できるようになる。また、テキストや画像を書き換えたり、編集したり、置き換えたりする機能により、デザインをより洗練させることも可能。AIを活用したプロトタイプ、レイヤー構成、ビジュアル検索により、迅速なプロトタイピングと改善作業が可能となっている。
Figma AIは6月26日に限定ベータ版で公開。製品内の待機リストに登録することで限定ベータ版の利用をリクエストすることができる。
開発者ツール「Dev Mode」には、開発者がデザインをコードに近づけ、デザインと開発のワークフローをより明確にする新機能が搭載。デザインシステムやサポートされているUIキットからコードをリンクし、開発者が効率的にデザインをコードに変換できる「Code Connect」が搭載された。また、デザインステータスを改善した新しい「開発完了ビュー」が実装されたほか、変更を常に通知する通知機能や、検査のための「フォーカスビュー」を搭載。
Figma Slidesは、Figmaのデザイン能力とコラボレーション型のプレゼンテーションツールをひとつにした機能。雑な操作なしでFigmaのデザインとプロトタイプを取り入れたり、ビジネスで事前に作成したすべてのデザインスタイルとカスタマイズテンプレートを活用することが可能。コメント、チャット、オーディオ、グリッド、共同プレゼンテーション用のコントロールなど、Figmaの使い慣れたコラボレーション機能を使って、スムーズなプレゼンテーションを作成できる。
FigmaのUIや開発ワークスペースは、よりモダンで親しみやすく柔軟なUIとなり、今回とくにFigma AIやその他のツールに簡単にアクセスできる新しいツールバーが設置され、ユーザーエクスペリエンスを簡素化し、シームレスなプロダクト開発ワークフローのベースを構築できるようになったとしている。