Apple CarPlay、Android AUTOも対応する利便性
センターコンソールまわりをチェックしましょう。モニターサイズは10.25インチとイマドキとしては標準的。Apple Carplay、Android AUTOに対応しています。その下にはスマホを置くトレイがあり、ワイヤレス充電に対応。車両とはUSB-A端子で結ばれます。アームレストを開けると、充電用のType-AとType-Cを用意。その近くには走行モード切替スイッチと、電子サイドブレーキが用意されています。
バックモニター機能はありますが、頭上から見たカタチで表示するアラウンドビューは非対応で、実像をインフォテインメントモニター、ソナーはメーターパネルでチェックするタイプ。ちなみにカメラの取り付け位置の都合上、雨が降るとうしろが見えづらい時があります。
後席もスウェード調へと変更。コンパクトなボディーサイズゆえ足元は狭く「乗り降りも含めて、荷物を置くための席かな」と苦笑。シートにサソリマークがあるあたりがカッコいいですね。
予想外だったのは、ノーマルモデルよりパワーアップし、さらにBEVなのに「排気音システム」を搭載したこと。フィアット 500eの最高出力の118PSに対し、アバルト500eは155PSと、約3割パワーアップしています。
タイヤサイズも異なり、フィアット 500eの205/45R17に対してアバルト 500eは205/40R18とインチアップ。そして、ブリヂストンのスポーツタイヤにチェンジされています。航続距離はフィアット 500eが335km、アバルト500eが303km(WLTCモード)と短くなっています。
走行モードは「スコーピオントラック」「スコーピオンストリート」「ツーリスモ」の3種類。「スコーピオンストリート」「ツーリスモ」はワンペダル動作で、そのうちツーリスモは出力を下げたエコモードといったところ。スコーピオントラックは普通のクルマのようなペダルワークが必要となります。

この連載の記事
-
第588回
自動車
都市型SUVの新定番! マツダ「CX-30」がもたらす新感覚ドライブ -
第587回
自動車
死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体 -
第586回
自動車
今しか選べない“熱き”ガソリンSUV!マセラティ「グレカーレ」の真髄を体感する -
第585回
自動車
カッコいいワゴンは健在! アウディの新型「A5 Avant」は流麗なデザインと広々ラゲッジでアウディらしさを継承する -
第584回
自動車
「VEZEL e:HEV RS」は後出しズルい! と言いたくなるほどイイクルマだった -
第583回
自動車
採点方式が激変の2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終決戦! 10ベストカー試乗会レポ -
第582回
自動車
BMW「X2 M35i」はカジュアルさとBMWらしさが高次元にバランスした日本にピッタリなSUV -
第581回
自動車
フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」はオトナになったボーイズたちに勧めたいぜいたくな1台 -
第580回
自動車
プジョーの新SUV「3008」はデザインでの購入者が大半! リゾートホテルのような内装とクーペフォルムが牽引する -
第579回
自動車
新型「プレリュード」は今のHondaを凝縮したハイブリッドスポーツの前奏曲だ! -
第578回
自動車
クラウン・エステートで車中泊体験! 「おもてなし」シートで過ごすぜいたくなドライブ体験 - この連載の一覧へ


























