メルマガはこちらから

PAGE
TOP

学生起業を実現するには身近な範囲、得意分野でビジネスアイデアを考える

「岡山大学起業部×株式会社Relicトークセッション~一歩踏み出す勇気を贈る、学生起業に興味のあるあなたへ~」レポート

特集
STARTUP×知財戦略

提供: IP BASE/特許庁

1 2 3

岡山大学起業部×株式会社Relicトークセッション

 トークセッションは、岡山大学起業部の柏原稜氏と株式会社Relicの小宮美緒氏が登壇し、起業をテーマに語り合った。株式会社Relicは、企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する事業共創カンパニーとして2015年に設立。2023年度からは学生起業を目的としたスタートアップスタジオ事業を展開し、小宮氏は学生向け起業プログラム「ZERO1000 Ventures for student」のプロジェクトマネージャーとCX部の新卒採用を担当する。現職は4社目で、株式会社ポーラに新卒入社し、株式会社リクルートに転職。リクルート在籍中に副業として起業した経験を持つ。

株式会社Relic CX部 小宮美緒氏

 最初の質問は「自分で事業アイデアを考えるには」。小宮氏は「課題の発見に煮詰まってしまった方は自身の原体験や身近な課題からアイデアを考える方がソリューションなども考えやすいと思います」とアドバイス。ビジネスコンテストでは、社会課題や市場の大きさでテーマを選びがちだが、実際に事業化するには、困難を乗り越えて続けられるだけの強い想いが必要になる。まずは興味のあること、得意な分野でアイデアを考えることがオススメであるとのこと。

 次の質問「起業/就職を選ぶポイント」については、大学4年の柏原氏は、起業部の部員ながら就職を選んだそう。小宮氏は、リクルート在籍中に副業として起業した経験から、「起業だけを選ぶのはすごく勇気がいる。就職して収入を得ながら起業する方法もある」と起業と就職を両立させるもうひとつの選択肢を示した。

 副業として起業した小宮氏でも、事業費用のやりくりには苦労したそうだ。また、起業した9年前は今のような起業支援が少なく、悩みの相談先がないことから孤独や不安があったと話す。

 最後の質問は「仲間集めってどのように進めればいいの?」。小宮氏の起業時は、信頼できる相手にアイデアを話し、共感を得た仲間が初期メンバーとなったという。また、Relicで人事を担当している小宮氏の採用基準としても、会社の価値観に共感してもらえるかどうかを重視すると語った。

1 2 3

合わせて読みたい編集者オススメ記事

バックナンバー