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久留米から生まれた若きビジネスアイデア 映像制作現場をDXする「SWIFT香盤」が大賞

久留米市「START-K DemoDay2024」イベントレポート

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提供: 株式会社久留米ビジネスプラザ

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福祉施設にプロジェクションマッピングを提供

小林桜氏(左)、井下佳奈氏

 久留米工業大学の建築学生で構成される「welfare event」は、福祉施設でプロジェクションマッピングを投影する活動をしている。福祉施設では毎月のイベント開催や外出できないストレスの解消などに、大きな手間がかかる課題があるという。

「welfare event」は、福祉施設内の壁や床にプロジェクションマッピングで映像を投影。これまでに、障害者や学生、地域住民が交流する「ポレポレ祭り」でプロジェクションマッピングや、水面に水を垂らしてできた模様を紙などに写し取るマーブリング体験を実施した。

 

 今後は、福祉施設の場所や規模に応じたプロジェクションマッピングを低価格で提供していく展望だ。

 ばりやわとんこつの文太氏は「ポレポレ祭りで投影したムービーは何をモチーフにしたのか」と質問。井下氏は「ポレポレ祭りが最初のプロジェクトだった。来場者の年齢層が分からなかったため、全世代が楽しめるコンテンツを作った」と振り返った。

展覧会情報を確認できるプラットフォーム「FOUND ART」を開発・運営

松隈康太郎氏

 美術品の展覧会情報プラットフォーム「FOUND ART」を運営している松隈康太郎氏。日本国内における美術品の売買市場は約2000億円といわれている。一方、美術品購入に関心のある人の約9割は未購入の状態だという。

 松隈氏は、美術品の展覧会情報を掲載するプラットフォームがわかりにくいという課題を挙げた。これまで展覧会の開催情報や作家の情報を網羅的かつ詳細に検索できる専門プラットフォームがなかったという。

「FOUND ART」には展覧会と作家の情報が確認できる一覧表や、展覧会カレンダー、ギャラリーマップを掲載。美術に関する情報を整え、美術品の購入促進を図る。「FOUND ART」登録者は、展覧会情報を直接掲載できる。

 今後、美術コンクールの開催や、登録者を増やすためのキャンペーンの実施、有料プランの提供を予定している。

 ばりやわとんこつの文太氏は、美術品を購入するきっかけについて質問。松隈氏は「もともと美術に関心はなかったが、美術史を学ぶうちに現役のアーティストにも興味を抱き始めた」と回答した。

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