日本発のアップスケーラー、今後の発展に期待
アップスケーラーは、生成AIが一般化する前から、画像復元技術として既にニーズがあったあるサービスです。有名なところでは、2008年創業のTopaz Labsが開発した「Topaz Photo AI」(199ドル)があります。今の生成AIとは違う系統のAI技術を使うことで、ノイズの多い低画質な画像を高画質化できます。広告業界では使っているところも多いですね。
クラウド型の画像生成サービスを提供する米Kreaは月額10ドルの標準プランにアップスケール機能を追加しており、企業同士での競争も始まっています。
カクダイV1は、「いただいた声として、パラメータの調整が難易度が高く、感覚を掴むまで時間がかかってしまうので、この点を改善する取り組みをしていきたいと思っています!」とXに投稿しており、今後もアップデートが期待できそうです。
カクダイV1、反響いただきありがとうございます!
— マーベリック|生成AI@sayhi2.ai (@sayhi2ai_jp) February 10, 2024
いただいた声として、パラメータの調整が難易度が高く、感覚を掴むまで時間がかかってしまうので、この点を改善する取り組みをしていきたいと思っています!
今後とも引き続きチェックよろしくお願いします!
カクダイのデモもどうぞ↓ pic.twitter.com/3LjoDr6QhC
Mavericksは「sayhi2.ai」という最新AIツールをまとめる情報サイトを展開しています。カクダイV1は既存技術の組み合わせとはいえ、アップスケーラー分野で独自プロダクトを生み出そうという国内事例。今後に期待をしていきたいと思います。
この連載の記事
-
第87回
AI
画像生成AIの進化が早すぎる 2024年に起きたことまとめ -
第86回
AI
イラストに強すぎる画像生成AIモデル SDXL系「NoobAI-XL」の衝撃 -
第85回
AI
3DモデリングにAI革命の兆し 1枚のイラストから3Dデータが完成 -
第85回
AI
誰でもVTuber時代へ フェイシャルAI技術、続々登場 -
第84回
AI
画像生成AI「Stable Diffusion 3.5」性能はものたりないが、自由度が高いのは魅力 -
第83回
AI
リアルすぎてキモい 動画AIの進化が止まらない -
第82回
AI
もはや実写と間違えるレベル 動画生成AI「Runway」の進化がすごい -
第81回
AI
AIイラスト、こうしてゲームに使っています -
第80回
AI
ゲーム開発はAI活用が当たり前になりつつあるが、面白さを作り出すのは人間の仕事 -
第79回
AI
AIが考える“アイドル”がリアルすぎた グーグル「Imagen 3」なぜ高品質? -
第78回
AI
話題の画像生成AI「FLUX.1」 人気サービス「Midjourney」との違いは - この連載の一覧へ