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飲食店の発注作業をAIがサポート「HANZO 発注AIアシスト」

HANZOシリーズ

 Goalsは1月、飲食店の業務効率化を支援するHANZOシリーズより、新たに日々の発注作業をAIがサポートする「HANZO 発注AIアシスト」の提供を開始した。

開発背景

 飲食店では売上額・客数などの需要予測、現在店舗にある在庫量、発注から納品までのリードタイム(所要日数)や発注済み品目の納品スケジュールを加味した上で、必要な食材や備品などの数量を算出し発注する。

 需要予測は発注担当者の経験や勘に頼る部分も多いため属人化しやすいほか、ミスが発生しやすい作業だという。発注に際しては、仕入れ先ごとの納品スケジュールを考慮する必要があり、4月から「働き方改革関連法」の適用が物流業界にも進むことで予想される「2024年問題」の影響で、納品の間隔や頻度の変動が見込まれ、発注スケジュールを変更するなどの対応が求められる可能性がある。

 発注業務の標準化・効率化への対応が求められる一方で、新たなサービス導入による発注業務オペレーションの変更を全店舗一斉に適用することは、対応が難しい場合もある。

 今回、店舗のオペレーションを大きく変更せずに最適な発注数量の算出をアシストするため、本サービスの提供を開始した。

HANZO 発注AIアシスト サービズ概要

HANZOシリーズ

 HANZO 発注AIアシストは、AIによる需要予測から算出された予測消費量や納品スケジュールを食材や備品の品目ごとに表示する。発注担当者は店舗にある現在の在庫を確認して発注数量を入力するだけで、適正な量の発注が可能になり、在庫の適正化に繋がるという。

HANZO 発注AIアシストの主な機能

HANZOシリーズ

予測消費量と納品予定を食材や備品の品目ごとに表示

 AIが売上や来客数などの需要を予測し、次回発注した分の納品までの予測消費量と直近に納品される予定の数量を表示する。発注担当者はこれらの情報をもとに、現在の在庫から必要な発注数量を算出。通常より大幅に発注数量が超えているなどミスの可能性が高い場合はアラートで報告する。

HANZOシリーズ

仕入れ先ごとの納品スケジュールを表示

 次回の発注可能日が翌々日以降、納品まで2日以上かかるなど仕入れ先ごとの状況を把握できるほか、一部品目のみ納期が異なるなどのイレギュラーがある場合も一覧で確認可能。

Goalsが提供しているHANZOシリーズのラインアップ

 HANZOシリーズは飲食店のバックヤード業務をAIで自動化し、業務効率化・適正なコストコントロールを実現するクラウドサービス。

HANZOシリーズ

HANZO 自動発注

 天候に左右される売上増減や、直近の注文傾向なども加味した売上予測を店舗ごとにAIが計算した上で、適切な食材の発注量を算出し自動で発注システムに連携。発注時間短縮のほか、発注ミスによる食材不足や過剰在庫を防止し、心理的負担や食材ロス軽減に貢献する。

HANZO 人件費

 AIが45日先までの売上予測をもとに、時間帯別の予想来客数や必要な人員数、労働時間目安を提案。人員過不足がないシフトの作成に活用できる他、月次の売上計画も店長のスキルを問わない算出を可能にする。

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