Steam Deck、ONEXPLAYER 2 Pro、AYANEO AIR 1S、ONEXFLYで検証
ソウルライクな「Lies of P」、上達したいから携帯ゲーム機型PCで外でも遊び倒した!
提供: NEOWIZ
設定次第では60fps前後でしっかり遊べる!
さて、ここからは実際に携帯型ゲーム機で「Lies of P」をプレイした際に、どれくらいのフレームレートで遊ぶことができるのか、見ていきましょう。なお、今回は60fps前後で遊びたい! という私の願望を前提のもと、解像度を下げたり、グラフィックス品質のプリセットを変更したりしていますので、その点はご了承ください。
まずは、Steam Deckから。こちらは、1280×800ドットで、グラフィック品質のプリセットを中と低で検証してみました。Steam Deckは、設定で左上にフレームレートを表示する機能があるため、そちらを目視しながら、「パレードマスター」直前のマップで周回してみました。
設定を中にすると、だいたい50~60fpsで推移していて、低だと60fpsにほぼ張り付きの状態となっていました。1280×800ドットで快適に遊べる? と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ディスプレーが7型ということもあり、あまり気になることなく楽しくプレイできたというのが、率直な感想です。
続いて、ONEXPLAYER 2 Proで遊んでみました。こちらは、解像度を1680×1050ドットに設定し、グラフィック品質のプリセットを中、高、最高に変更しつつ、「CapflameX」で平均フレームレートとmin1%を計測しました。
結果は、高だと平均が52.8fpsで、min1%が29fps、中だと平均が64.1fps、min1%が39.1fpsでした。フレームレートよりグラフィック品質を重視したいという人は高を、フレームレートが30fps切るのはちょっと……という人は中に設定してプレイするといいのではないでしょうか。
AYANEO AIR 1Sの結果を見ていきましょう。こちらは、解像度を1280×720ドットに設定し、ONEXPLAYER 2 Proと同様にグラフィック品質のプリセットを中、高、最高に変更しつつフレームレートを計測しました。
結果は、中だと平均60fps以上、高とだと50fps以上、最高だと40fps以上といった感じでした。ONEXPLAYER 2 Proと比べると、解像度が若干低いので、min1%のほうがより安定しているというイメージでした。とはいえONEXPLAYER 2 Proも30fpsを下回らないフレームレートで遊ぶことができるので、大きめの画面で遊びたいという人はONEXPLAYER 2 Pro、モバイル性を重視する場合はAYANEO AIR 1Sといった選び方も、ありではないでしょうか。
携帯ゲーム機型パソコンの検証の最後には、現在予約購入を受付中で、10月発売が予定されているONEXFLYです。こちらも、1280×720ドットでグラフィック品質のプリセットを中、高、最高に変更しつつフレームレートを計測しました。
こちらは、グラフィック品質のプリセットが中でギリギリ平均60fpsに届かずといった結果になりました。しかし、中と高ではmin1%が30fpsを下回っていないので、とくに中であれば普通に快適に遊べるなと感じました。平均60fps越えで遊びたいという場合は、低を試してみるのも、ありかもしれません。
また、せっかくなので1920×1080ドットにして計測してみました。その結果が以下です。
さすがにちょっと厳しいかなという結果になりましたが、平均FPSが30を切っていないのには驚きました。30fps前後でもいいからフルHDで遊びたいという人は、フルHD&低設定で遊ぶのもありかもしれません。
なお、ONEXFLYとAYANEO AIR 1S、ONEXPLAYER 2 Proについては、CPUがRyzen 7 7840U、GPUがRadeon 780Mと同様なので、個体差はあるかもしれませんが同じような結果を得られるかもしれません。
また、ONEXFLYの場合は解像度設定に1366×768ドットもあったので、フレームレートと解像度どちらもバランスよくという場合には、こちらを選択してみるのもいいかなと感じました。
一応、自宅の自作PCでも計測してみました。自宅のパソコンの主なスペックは、Ryzen 5 5600X、GeForce RTX 3060 Ti、16GBメモリー、1TB SSDという構成です。この構成で、1920×1080ドットにて計測したところ、平均は165.4fps、min1%が106.9fpsという結果でした。
フルHDであれば、私の自作PCくらいの環境でもかなり快適にプレイできるというのがわかりました。とはいえ、Lies of Pは美しいグラフィックも魅力となっていますので、いつかはWQHDや4Kといった解像度のディスプレーを買って、遊んでみたいものですね!
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