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セーフィー、AIを活用した交通量調査サービス「Safie Traffic Survey」をテスト販売

 セーフィーは6月16日、多彩なカメラ製品とデータ解析用のAIエンジンを組み合わせた交通量調査サービス「Safie Traffic Survey(セーフィー トラフィック サーベイ)」のテスト販売を開始したと発表した。

 自治体や企業では、道路の建設計画や修繕・維持管理をはじめ、イベントの開催、施設の建設など、道路に関連するプロジェクトにおいて、基礎資料として「交通量調査」の手法が活用されている中、地方自治体の管轄する一般国道や都道府県道では人手を活用した目視での観測がおよそ6割と多く、観測員の確保が困難であったり、調査員が事故などに巻き込まれるリスクも叫ばれている。

 一方、国土交通省の「ICTを活用した新道路交通調査体系検討会」により、2021年度の交通量調査の方針として、原則として目視による人手観測は廃止し、AI解析やビデオ観測などの機械観測を推進する案が示され、同年には、現地に調査員を派遣せずCCTV画像を活用したAI解析による観測が実施された。

 このような背景から同社は、2020年10月より交通量調査のためにクラウドカメラの映像データを他社の映像解析交通量調査サービスとシステム連携するなどの対策を実施。

 Safie Traffic Surveyは、セーフィーの知見を活かし、多彩なラインナップを揃えたカメラ製品、データ解析用のAIエンジン、セーフィーによるサポートを組み合わせたサービスとなる。

 現場で活用する上でより適切なカメラ選定や画角調整、AIの解析設定、AI解析精度の担保、データ解析に向けた映像の切り出しと加工、解析結果の出力、必要な形式に変換して集計するまでの一連のプロセスをワンパッケージとして提供するという。

 またAI活用のハードルになりがちな作業を専任スタッフが代行することで、実施者は簡単・迅速に調査に関する成果を得ることができ、交通状況を加味したイベント開催や土木工事の施工計画の立案、都度の改善への活用が可能。

 さらに交通量調査にかかる手間・コストが軽減されることで、単発ではなく定常的な交通量調査を実施し、施工計画の効果検証がしやすくなるとする。

 今回、テスト販売の提供を開始した交通量調査だけでなく、人流解析などメニューの拡張を踏まえ、ユーザーの変わり続けるニーズに応えるサービス開発を進めていくとしている。

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