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「ChatGPT」を活用した企業間マッチングアプリβ版開始

 Crystal株式会社は2023年6月6日、「ChatGPT」を活用した企業間マッチングアプリのβ版の提供を開始。この事業は同社AIディベロップメント事業部、AIコミュニティ「CDLE(シードル)」の生成モデルチーム、社会実装型DXコンサルティング・開発ソリューションを提供する株式会社カナメプロジェクトが協力して行なったもの。大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジにおける大規模マッチングエンジンを開発し、LINE ボットの提供を開始した。

「TEAM EXPO 2025」には2023年6月6日時点で1100以上の「共創チャレンジ」チームや、300を超える「共創パートナー」チームが参加。万博開催まで増加する見込みだという。合計1400以上ものチームが最適な相手を見つけマッチングするのは簡単ではないため、共創支援アプリの活用に至ったとしている。

 各チームの登録時チーム情報のテキストを「ChatGPT」で要約し、「#やりたいこと」や「#欲しい支援」など複数の項目ごとにまとめ直す。その要約文をベクトル化(数値化)し、要約文同士の「コサイン類似度(文書同士を比べる際に使う、類似度計算手法)」を計算。チーム同士の情報が「似ている」のか、数値で判断可能にしたという。

 5月26日の第2回「TEAM EXPO 2025 Meeting」では、共創チャレンジチーム同士のおよそ1100×1100チーム間のコサイン類似度を計算。上位10チームの類似度情報を保存することに成功した。このほか、「LINE」上でチーム名を入力すると類似度の高い上位3チームの情報が得られるような「LINE」ボットを会場に提供した。

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