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スペースマーケット、ChatGPT搭載のレンタルスペース検索機能を開始

 株式会社スペースマーケットは2023年4月5日、スペースを貸し借りできるプラットフォーム「スペースマーケット」において、ChatGPTを活用したレンタルスペースおよびスペース詳細を検索する機能「チャット検索」をスペースマーケットのアプリに一部のユーザー向けて試験的に導入を開始した。利用料は無料。

「スペースマーケット」はスペースを貸し借りするプラットフォームとして、全国2万3000件以上のスペースを掲載。住宅や古民家、ワークボックス、廃校、撮影スタジオ、映画館など多様なスペースが、会議やパーティー、撮影などに利用されている。

 今回開始した新機能は、レンタルスペースを検索する際にOpenAI が提供するChatGPTの自然言語処理技術を活用し、人間らしい質問や要望にも迅速かつ高い精度で回答するというものだ。

レンタルスペースをチャット検索するイメージ

 例として、「2023年4月10日12時から東京駅で2時間から借りられる会議室を教えて」などの自然な会話での検索や、スマートフォンの音声入力機能の利用で、より手早く、効果的な検索が可能となる。「チャット検索」画面から音声入力をした場合、5秒で検索できるようになり、これまで条件検索の入力に要していた時間を短縮可能にするとしている。

音声入力でもチャット検索が可能

 また、スペース詳細ページ内の検索も可能となる。従来、アプリからスペース詳細ページ内でほしい情報を見つけるために目視で確認する必要があったが、「チャット検索」機能によりスペースの備品や設備などの情報を素早く取得できるようになる。たとえば、「カトラリーは何がどれくらいあるか教えて」と検索すると、スペース内の情報を瞬時に回答する仕様だ。

「チャット検索」は、「スペースマーケット」アプリの右上にある「吹き出しマーク」から「チャットで検索」を表示。キーボード入力または音声入力でスペースの希望条件の質問ができる。

 スペース詳細ページの検索も「吹き出しマーク」から「チャットで検索」を表示し、キーボード入力または音声入力でスペースについてのさまざまな質問が可能となる。

 今回は一部のユーザー限定で試験的に導入となるが、今後多くのユーザーにとって体験価値向上を進めるため、技術改善に取り組むという。

 

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